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俺がほんとうに望むこと。

そんなくだらないようなちゃんと考えなきゃいけないようなことを考えながら、俺はやるべきことはやったはずだと思う。とりあえず、多分。はっと気が付いたらなんか一大イベント関ヶ原があと一週間ですよ〜ってところまで来てたんだから驚きだよね。やばいよ、普段ちゃらけて生きてる脳みそを久しぶりに稼働させてたせいで完全に記憶が飛んでた。あっでもちゃんと拷問はできてる・・・やばくない?もはや作業だよこれは。熟練したプロの技ですよ。

針で爪の間をチクチクさしながら同時に眼球にも刺してく。いやもう目とかつかわないでしょと思ったんで・・・あ〜親指もいらないかな?あと多分小指もいらないし人差し指もいらないとおもう!んで、中指と薬指ももう必要ないんじゃないかなって感じなんだけどどうだろうな・・・。多分渋谷でアンケとっても皆100%いらないって言うと思うんだよな。

あと皮膚ってさ、横から切るとゴリゴリしてうざいけど縦から切るとちょっと切りやすいよね。おっと、俺のクナイも風もそんな切れ味悪くないよ?鈍で切ってるからやりづらいだけだよ。いや〜しかしほんっと切りにくいなぁ〜〜・・・おっ!切れないな〜っておもってたら骨だったわごめんごめん。ずーっと腕の太い骨ゴリゴリしてた!ごめんね!情報吐いてくれたのにね!俺ってばほんとうっかりさんだね!多分前世は重度のドジッ子だったんだよ!今世まで引き継がれちまった魂の業!

「・・・・なにか、新たな情報はあったか?」
「・・・・・・・・」

デジャヴュだ〜と思いながら18歳以下は禁止のイケナイ地下室のお部屋から出てきた俺を待ち構えてた孫市に紙っぺらを渡す。まぁ一応配置?はこの前より詳しく知れたけどそこまで変更は無くて、あと石田がどんな状態かもなんとなくは分かったけど、権現殿には詳しく言わない方がいいんじゃないのって感じかなぁー。それから機密が2,3個っぽい?まぁそこはそっちで判断して。

「感謝する。これは礼だ」
「・・・・・・・・・」

懐というかおっぱいの谷間から取り出されたのに全く形崩れしてない柔らかな饅頭を不思議におもいつつ受け取る。そこは何?一体どうなっているの?俺にはたわわなおっぱいがないのでさっぱりわかりません。ごくんともらった饅頭を丸ごと飲み込んで木の上に飛び移る。なんか昔に飲んだ眼球にのど越しが似てて最高だった。

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