おれ、犬22


へっへー!おれってばいぬ!いぬっていったらおれかもしんないいぬです!じいしきかじょーってかつかもよやっほっほーい!

このまえ竹のにんげんにであったおれはまためっちゃがんばってはしりまくりました。ちょーこわかったし。でもでも、だからもうにほんのどこにいるかわからんね!うーんでもここはどこでおれはいぬだからしょうがないのかもしれないかもかもしれない。

とりまそんな感じでとことこてってけあるいてるおれはとりあえず道ゆくひとにあたまをなでてもらうことをもくひょうにしてあるいています。ついでにごはんをくれたりしてもいいんじゃぞ。いぬはつねにお腹をすかせているのだ。ご飯をくれることにこしたことはないのだ。

「わう?」

そうこうしてるうちにおれはなんかへんてこなお屋敷にたどりついてしまいました。あのね、べつにわざわざおしろにむかってるわけじゃなくて、いぬのおはなにせっちされてる美味いものせんさーがおしろにむかってはたらいてしまうのだ。それにしてもうーん、なんだろうな〜なんかこう・・・同じ顔がたくさんいるなぁ・・・きょうだいなのかなぁ・・・なんにんきょうだいなんだろう・・・・。
「おじゃ?」
「むむ、迷い犬でおじゃるか」
「まろは犬が苦手でおじゃる・・・」
「まろは好きでおじゃ、ほれ、近こう寄れ近こう寄れ」

あっでもなんかちがうかもしれない・・・きょうだいじゃなくてなんだろー。でもめっちゃおなじかおに見えるな!おれはいぬだからにんげんの顔はあんまり違いがわからないな!でもいぬのかおもあんまり違いわからなかったかもだからだめだね!

「ほれ、まろのお八つを分けてやろう」
「ま、まろのお八つは分けてやらんからな!」
「ほっほっほ、ふかふかじゃふかふかじゃ!褒美を取らそうぞ」
「まろにも触らせてたも!」
「人懐こいのう」

やだ・・・おれってばこのよくわからないにんげんたちにもてもて?いやん・・・てれちゃう・・・。ちなみにこのなかにいやがりつつなんだかんだでおかしわけてくれた人がいます!おれはあたまがいいいぬだからそういうひとをなんていうかしってるぞ!しってるけどせいしきめいしょうは忘れた!はっはー!記憶力がちょっとばかになってきたからきょうはここでおしまい!

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