おれ、犬21
やっはー!おれいぬ!わんとなけることにていひょうがあるいぬです!こんにちは!
こたろーとわかれたあとは、とっとことっとこ森のなか。マイナスイオンとやらをからだじゅうでかんじながらおさんぽです、おれ。むっ!びえっ、むしが鼻にはいった!
「ぷしゅん!」
「おや・・・迷い犬か」
「・・・・・ひゃわん!?」
ぺぷしっ!っとくしゃみをしたらえっなんか男のひとのこえ・・・?まわりにはマイナスイオンっていうかもりのあの土臭いかおりしかしないのに・・・とふんふんにおいをかぎながらうえをみあげたらあれだよ、ふっとい竹のまんなかにおとこのひとのかおが!ううっ成仏してください・・・
「そう怯えるな、私は怪しいものではない」
いやかんぜんにおばけかなんかでしょ!
ぴゃっとしっぽがまたの間にはいっちゃったおれをみて竹にんげんがそういった!でもむりむり、おれってばほらーがきらいなのだ。さだことかほんとむりだったのだ。ちびりそうになるのだ。てかね!このひとほんとうににんげんのにおいがしないの!こわいの!
ここは敵前逃亡だ!としっぽまいてにげだしたおれの後ろでちょっとざんねんそうなこえがきこえたけど、ほんとうにこわかったからおれはにげた!いや、てかもしにんげんだとしてもふつうにたけのなかにはいってるやつとかふつうにこわいからな!
「きゃうーん!」
むりー!とひめいをあげておれはもりのなかをにげる!へたするともらしちゃうぐらいめっちゃぶきみでこわかったのできょうはここでおしまいです。
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