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「猿飛は風魔にまかせれば無力化できるぜ」
「ふむ、ならば貴様をここに配置すれば、丁度真田とぶつかるな」
「いいねぇ、理想の配置だ」

partyだぜ!と笑った伊達が酒のせいでちょっと頬を染めながら孫市の背中をぺしぺし叩く。それを前田が恨めしげに見ているのは放っておくことにして、俺も二人が話してる事が気になってそこに近づく。

「む、風魔。そこで止まれ」
「Aa?なんでそんな」
「いや、あいつはなにかこう。悪い奴じゃない事はわかってるんだがな。すまんな風魔」
「・・・・・・・」

さぶいぼが立つ。といわれたのでしょーがなくちょっと離れたところで止まる。孫市が駒を置いていた地図をみて、俺の鴉駒が佐助を意味する猿の木彫りのまんまえに置いてあったことににやにやする。きひ、と喉から漏れた笑い声に伊達が少し身を引いた。

「・・・・・あんた声だせんのか?」
「・・・・・・・」

出せません。笑いとしゃべるのは別です。いやーしかし佐助かー佐助くんねー。元気してるかなっ?元気だといいなぁ。あはっ俺はね、すっごく元気なんです。最近あんまり殺せてないからオナ禁みたいなもんなんです。早く早く、ああ早く。いい子ちゃんぶるのは疲れるなぁ。早く戦にならないかなぁ。

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