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ああっその羞恥と涙に赤く染まった目も素敵っ!とか思ってたらアルバイト店長の爆破音が聞こえてきた。それを無視してせがれいじり、ではなくさすけいじりを始める。まずは周りを回ってねぇいまどんな気持ち?をやろうとしたんだけどまじ泣きの気配がしたので止めることにした。まぁ…………俺もあれよ。いきなり勃起したら恥ずかしすぎて畑に埋まりたくなるからほら、気持ちはなんとなくわかる。

「さぁーすぅけぇーっ!!!」
「んぐっ!」

あ、なんか誰か佐助くん呼んでるね。雇主死んだ系?
その声とともに暴れ始めた佐助くんの内臓にブローをかまして気絶させようか、それとも鳩尾ぶん殴って呼吸困難にさせようか迷う。まぁとりあえず無難に腹を殴っておくかと拳を固めた所でばごん!と後ろの壁が破壊された。振り向いたら鬼。真っ赤な鬼が炎をまとわりつかせて立っていた。

「ふぁんなっ!」
「さすけをっ!返せ!」
「…………」

いやーん。
ふるふる首振って佐助くんを肩に担ぐ。足で抵抗してきた所を手拭いで拘束して鬼が入ってきた所から外へ。手拭いの凡庸性ときたらすごいね。そのままひょいひょいと空気を踏んで宙を歩く。むぐっ!?と驚いた佐助に笑いかえす。ねぇ、拘束といてあげるよダンス踊ろうよ。俺の手を離したら死亡ねー。

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