寝る前のお約束。
診断メーカーネタ
( おやすみのちゅーを迫ったら聞かなかったことにされたので此方からしてやった )

ホラーspの編集が1人切りの部屋で出来なかったのは皆さん既知であろう、僕は西郷を呼び込み同じ空間に居ながら編集をしていた。西郷は只管ミケを撫で回し、楽しい楽しい時間を過ごしていた。僕がビクビクしながら編集してるって言うのに何なんだ、なんて若干イラつきながらも、( 早く終わらせたい…。)と作業に集中した。

:

「ん"っ、…あ"……疲れたぁ」
どれくらい経っただろうか、全く時間の経過に対する感覚がないが、長いことPCの前に座していたことは確かだ。お尻が痛い。疲れない座椅子が欲しいや、なんて零しつつ伸びをしていると、西郷が此方に近づいてきた。
「お疲れ様w座椅子今度買ってこようか?」
僕の呟きを聞いていたのか、ニトリにでも行ってこようかと僕の新座椅子購入計画を練ろうとしていたがそれは一先ず置いといて。
「もう疲れた、僕は眠たいんだよなぁ…ベッドまで引っ張ってよ」
もう起き上がる気力もない。やる気なし根気なし。今の僕にはなぁんにも無い。ただ眠い。
強いて言うなれば、何もせずとなりでただゲラを零すだけの此奴に何かさせたかった。西郷は、仕方ないなぁなんて笑いながら僕をベッドまで引きずった。
「俺そろそろ帰るね」
「待て」
帰宅しようと玄関に向かおうとしている西郷を呼ぶと、何ですか?と笑顔で返してきた。なにが楽しいんだよ全く。
「……おやすみのちゅーは」
言い訳させてもらえるならば、僕はあの時肉体的にも精神的にも疲れていたし、自分でも何を考えているか分からないほど睡魔に侵されていた。眠気がMAXの状態だったわけ。自我をギリギリのところで保ち、もうあとはベッドに沈むだけ…って時に出た謎の一言を、彼奴はスルーしようとした。んだよそれ、腹立つな。だから僕は、西郷の腕を引っ張って、寝そべっている僕の方へ顔を近づけさせた。
「っ、わ」
「なに、嫌なの?」
「嫌じゃないですけど、…んん、」
「んっ、…は、」
もううじうじして面倒だから僕からやってやった。西郷が逃げないように後頭部を押さえて、殆ど保てていない自我をに任せて西郷さんに貪りついた。あぁ、僕お腹すいてたしな。だから余計に欲しくなったのかもしれない。おやすみ西郷さん、僕はそう言って再度ベッドに沈んでいった。もう無理眠たい、MAXを超えました、寝なきゃ。
「…おやすみのちゅーにしては、長すぎるって」
なんて、西郷が顔を真っ赤にして帰ったのは、ミケしかしらない。


結果
( 坂本さん強い )


prev next

bkm
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -