お金が無い!
診断メーカーネタ
(金欠な2人)

「なぁまさし、聞いてよ」
「ん?」
お昼過ぎ。ご飯を食べ終わって、テレビを見ながらダラダラしていると、洗濯物を畳んでいた俺は、まさしに話しかけた。
「今月さあ、お金やばいんだよね」
「おかね」
「そう。いやぁさ、先月の電気代がな、結構食っちゃったみたいで。今月金欠なんだよ」
来月俺たちは、えんもち屋のイベントを控えてるから、お金貯めとかないとキツい。そんな時に金欠とか、笑えない話だ。そう考えていると、まさしが机の上のポテチをとろうとしたので止めた。
「こらまさし、ちゃんと考えろよ」
「んー…」
まさしは考える素振りを見せつつ、押さえられていない方の手を伸ばしてポテチを2枚とった。もー、なんて怒りながら俺もポテチに手を伸ばした。
「俺ら朝昼食べらんなくなるかも知んないんだからさぁ」
「昼は週2でカロリーメイトとかでもいいよ」
「俺がやだ」
まさしはテレビの中ではしゃぐ犬を見つめて微笑んだ。
辛いぞそんなのなんて言って、そろそろ真面目にどうするか考えながらポテチをどんどん食べていると、ふとまさしが言った。
「俺は別に、さこんじがいればいいよ」
彼はぼーっとしながらポテチを摘みつづける。俺は久しぶりに熱くなった。いや、いやちょっま、ちょっと待ってよまさし。
「さこんじ真っ赤だ」
「うるさい」
「嬉しかったの」
「勘弁してってさあ………」
「ふふ」
こんなんじゃ真面目に考えられるかよ、カロリーメイトでもいいかなもう……なんて考え出しながら俺は、めでたくまさし厨への道を歩くのだった。









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まさしの笑い方好きです。まさし厨も好きです。


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