■ 第十八爪




ああああついに来たよ父上の家臣様に会う時がああああ!

無理、この空気嫌い。

暴走してOK?



誰だこの人。18
〜これが俺なんだよぉぉぉ!〜



「…零龍、大丈夫?」

「大丈夫じゃないに決まってんだろ」



凄いストレスと緊張から睨みながら言った。

や、だって凄い威圧感あるし、凄い怖いんですけどー。

ぬぅ、でもここにお邪魔するかつ義理息子…じゃなくて義理娘になるんだから仕方無いのかなぁ…。



「佐助、零龍!入るのじゃ」

「うっ!」

「ほら、行くよ」

「うぅぅぅぅ…!」



佐助がふすまに手をかける。



プッチン(断じてプリンと続かない)



「佐助、どけ」

「は?ちょ、何し」


「失礼しまぁぁぁぁす!」



スッパーン



勢いよく開けてずかずかと入っていく俺。

佐助はふすまの後で頭を抱えているだろう多分。

当然、その場に居た人は皆驚いて目を見開いている。



「あー…零龍、いや、義理息子なんだし武田零龍?でっす宜しく!」



堂々と宣言。

言い終わった後はシーンと静まった。

ここまで堂々と言い切ったからと言って緊張が、ストレスが吹っ切れた訳じゃない。

むしろ心臓バクバクなんですけど。

内心「ああああああ!やっちまったよ俺えええええ!」と頭を抱えている。


どうしようどうしようと汗だくで考えていると突然笑い声が響いた。



「ぶふぉっ」

「はっはっはっはっ!流石じゃ零龍!この場の者を儂含め黙らせるとはのぅ!」



何がツボったのか父上は爆笑し続けた。

すると周りの家臣様も笑い始めた。

…何だ?集団で笑い茸でも食ったのか?(そんな訳無いでしょ。 by佐助)



「お、お館様…」



ちなみに今のは幸村。

一人笑う所が分からず父上の横でポツンとしていた。

…そっか、あんまギャグとか分からないんだよな幸村。

心配すんな!俺が叩き込んでやるよ!(ちょっと、旦那に変なの吹き込まないでよねー。 by佐助)

ブン殴るぞ佐助てめぇ。

や、でもさ。



「流石に笑いすぎじゃね?」

「ふ、そうじゃな。皆、零龍をどう思う」

「お館様が息子になさると決めたのなら我ら一同言う事はありませぬ」


「…えぇぇぇぇぇぇ?!」



またも大声で叫んだ。

や、だってさ…ねぇ?何このデジャヴ。



「デジャヴだよ…と、とにかくそれでいいんですか家臣様方」

「でじ…?某は面白く、腕もあると聞いておるのでな。先の貴殿の現れ方で納得が行った」


「何の納得ですか!」



本気で問いただしたいけどもめんど…ゲフゲフ、ちょっと疲れてきたので諦める。



「父上、俺無駄に疲れたんだけど」

「む?そうじゃな、部屋に戻り休むがよい。夕餉になれば佐助か幸村に起こさせようぞ」

「了解…眠い…」



無駄に疲れた。

や、ちょ、え?



「あの威圧感、一体何の意味があったんだよぉぉぉぉぉ…!」



心の叫びは虚しくも風の音にかき消された。







終わっとこう

――――――――――ミ☆
はい、家臣様方をちょっとだけ出してみた。
もう矛盾しすぎて話が訳分かりませんね。
史実勉強しなきゃなんですけど…。
学校のレポの方が頭の中に居座ってて入ってきませ(
眠いです。すうがっくとしゃっかい放り投げたいです。
うう、次どうしよう…。

ここまで読んで頂き有難う御座いました!


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