会合
― MZD宅のとある一室
「まぁそうカリカリすんなよ。カルシウム足りてねーぞ、酒飲め酒を」
「うるせー飲んだくれ…酒でカルシウム摂取できねーよ」
「ふ、二人ともやめようよー…」
殺風景な部屋の真ん中の丸いテーブルを囲んで、3人と3つの影が向かい合って話し合っていた。
『※第三者目線に神現がキレた為、ここから代わってMZDがお送りします』
えー…まずはあいつらの紹介からか?
一人はバ神と名高い黙れn「誰がバ神だゴルァ」
オイ、ナレーションに干渉すんなよ。
「今聞き捨てならねぇ紹介が聞こえたもんでな」
「…誰と話してんだ?」
「そのうち分かるんじゃね」
オッホン、気を取り直して…。
一人は天空に住まう、影を溺愛しすぎているバ神、黙憐。
通称「白」、「白憐」。理由?六の弟と名前がカブるからだ。
また一人は酒が好きすぎて自ら酒造さえ始める程の酒のバ神、土墜。
通称「飲んだくれ」。神の中で唯一大人年齢で酒を常備。六と酒飲み仲間らしい。
最後の一人は良く言えば思慮深く、悪く言えばただのビビり、玉露。
玉露の場合は影が黙憐みたいなのでバ影と呼ばれる。実は方向音痴なんだぜ。
「あ、何となく分かった」
「だろ」
≪土墜に関しては否定しない≫
「えー…別にいいけどよ」
≪自分も憐に関しては否定できない≫
「魂!?」
「…淋、ダメだよー…」
≪いいえ!このナレーションは例えMZD様であろうと許せません!消し炭にします≫
何で?!…何て言いつつ、大体分かってやってんだけど。
…次は影の紹介だな。
黙憐の影、抑魂。神の影の中で一番常識人な反応をする。
が、基本的に自分の保身が一番で、最近は黙憐がちょっとウザいらしい…?(ニヤ)
≪えっ?!≫(何で知ってんの…)
「魂…それ、マジ…なのか…?」
≪うっわ既にベコベコに凹んでる…ぶっちゃけマジだけどそんな事ないよ!≫
「だよなー!このナレーション消していいかー?」
≪(うわぁ、超爽やかな笑顔)ダメに決まってるじゃーん≫
「ちぇー」
もう動じねぇぞ…。
次に土墜の影、霞愁。簡単に言えば不器用なツンデレだな。
酒は苦手だがかなり強い。いい加減、仕事してくれないかと心底思っている。
「え、マジ?」
≪マジだな。ツンデレには異議あり!だが≫
「いいんじゃねーの?否定しねぇよ俺」
≪?!≫
おぉっと何やら霞愁がダメージを受けてんな。
で、最後に玉露の影、淋。史上最強のバカ。主万歳。玉露に近づく奴消したい思想。
もはや黙憐と大差ない。ある意味、影の中で一番危険な奴。
≪失礼ですね、いい加減にしないとボコしますよ≫
「…………僕は否定しないけど…」
≪え?!≫(どういう意味ですか玉露様!)
「つーか何で俺らなんだよ…お前とか黒神とかいるだろ」
「…あ、単純にバカを集めただけとか?」
ギクッ
「…図星みたい…だね」
「…若干キレてね?お前」
「そんな事無いよ、気のせいじゃないかな?」
(絶対キレかけてる、コイツ目が笑ってねぇ)
えーっと、玉露がキレてんのは知んないけど、話進めるぞ。
≪私が本気でキレますよ?≫
笑顔で言うんじゃねぇよ!
冗談に見えね「ねぇ、MZD」
あん?
「早く出てこないと僕怒るよ?」
「さーせんっしたぁぁぁぁぁ!!」
「あ、出てきた」
「なるほど玉露は酒が入るとキレるのな」
≪≪≪?!≫≫≫
≪土墜様、一体どういう意味ですか!?≫
≪珍しく淋が慌ててる≫
≪俗にいうオワターってやつじゃない?≫
説明しよう!
土墜・霞愁・黒以外は皆酒に弱いのだ!
理由→子供の姿だから耐性がねぇ。
「ちょ、おい土墜、どうしてくれんだよ」
「知らね」
「知らねじゃあるかぁぁああ!」
≪かみさまおちついて!≫
≪アンタがキレてちゃどうしようもないだろう≫
≪頑張れ☆≫
「一人だけ非協力的だな」
会合
(どこが?!)
(っつーかお前マジどうにかしろよ)
(そういう黙憐が何とかしろよ)
(元はテメェだろうがっ!)
(お前らまでケンカすんなよ…)
――――――――――*
詰め込んだ
一人だけいないけどな!
書いてて気付いたことが一つ
MZDと黙憐の口調が似すぎて分からん
区別つかないよー…いやそれを言うと
土墜もほぼ分からんな…どうしよう
ここまで見て頂き有難う御座いました
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