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「ムカつくね。ぼくだって5歳だよ」
「Σなんか張り合ってる!?」
「ボヴィーノ? 聞かねー名だな。……リボーンさん、どーします?」
「続行」

 リボーンの言葉に雪子はまたボウガンを構え、放ち続けた。

「っひゃぁ〜〜!!!」

「……………」

 皆はランボの存在を初めからなかったかのように扱った。

「が・ま・ん……そーっおだ! イタリアのボスががんばってるランボに武器を送ってくれたんだもんね! パンパカパ〜ン♪ ミサイルランチャ〜〜〜〜ッ!!!」
「?」

 ドシュゥゥウという音と共に雪子の頭上を通り過ぎたいくつかの影。

 ドドォォオン!!!
「ンギャァァア!!」

 大きな爆発とそれをすれすれのところで避けた二人は息をついた。

「意外とやるねランボも」
「次はサブマシンガンだぞ」
「お……おい!!」

 パララララッ!!!
 リボーンと雪子の攻撃は止まらない。

 シュルルルルッ!!
 ランボの攻撃も止まらない。

「獄寺もぶっ放していいぞ。山本をぶっ殺すつもりでいけ」
「(し……仕方ないよな……リボーンさんがそういうんだから……)」ワクワク

 獄寺も参戦。

「最後はロケット弾だ」
「うん……あ、」

 雪子はロケットランチャーを地面に置いて駆け出した。後ろで大きな爆音が聞こえたような気がした。だが、雪子にとって今はそんなことどうでもよかった。

 ドガッ!
「ぶぎゃぁ!!」

 何か踏んだ。まあいいや。牛的な何かだろうし。

「……雪子?」
「お兄様〜〜!」

 学ランを羽織った彼にぎゅむうと飛びついた。

「どうして学校にいるんだい?」
「遊びに来たんだよ!」


――後日
 幼稚園の帰り道、向かいからリボーンとツナが歩いてきた。

「何しているの?」
「お前に会いに行こうとしてたんだぞ」
「お、おかえり雪子ちゃん」

 ツナの顔は絆創膏や湿布だらけであった。

「ふーん。で?」
「雪子、お前も合格だぞ」
「?」

 何に?

「この前の入ファミリー試験だ」
「な、何言ってんのリボーン!! 山本もマフィアにはならないし! 雪子ちゃんまで巻き込むなよ!!」
「お前の銃器の扱い方を見る限り殺し屋の素質は十分に有るぞ」
「うわー! 雪子ちゃんはまだこんなに幼いんだぞ! 変なこと吹き込むなよ!! ごめんねっ雪子ちゃん! じゃ!」

 ツナはリボーンを抱き上げて走り出した。しばらくしたところでリボーンに蹴られ、地面に転がる。

「……殺し屋かぁ」


・・・・・・
・・・・
・・


「お兄様、ぼく将来殺し屋になろうかな」
「…………、だ」

 誰に吹き込まれたのそんなこと!!

 将来の夢:殺し屋さん


とぅびぃこんてにゅーど!
2015/11/14


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