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「お前面白ェな。気に入ったゾ」
「……赤ん坊?」
「な、何言ってんだよ!? リボーン!」

リボーンはツナの言葉など総無視して話を進めて行く。

「ファミリーに入らねぇか?」
「ふぁみりー? 嫌だよ。ぼくは群れを作るつもりはないんだ」
「そう言われるとますます勧誘のしがいがあるってもんだぞ」

「ふーん。でもさ……」

雪子が言葉を続けようとしたとき、

「……うわぁぁあああ!!!!」

意識を取り戻したランボが大声で泣き出し、自分にバズーカを向けたのだ。

「ゲッ! それって十年バズーカ!?」

ドオンッ!!

「わぉ! 自殺?」

ピンクの煙が辺を包み、ゆっくりと風に溶けていく……。そこにはランボの姿は見られたなかった。代わりに……。

「ふーっまたか……」
「…………」

代わりに黒髪の天パー男が立っていた。胸元まで開けた牛柄のシャツが腹立たしい。

「……手品?」
「(この子が勘違いしてくれてよかったー!!!)」
「やれやれ、若きボンゴレ10代目。今度はなにがあったんで、す……か……」

大人ランボが雪子を視界に入れて固まる。

「何」

じっと見られていることが不快に感じたのか、不機嫌そうに眉根を寄せて言った。

「ま、まさか……雪子!?」
「Σ……。なんでぼくの名前を知っているのか聞きたいけど、とりあえずそのホルスタインシャツがうざいから、かみころす」
「理不尽!!?」
「ヒッ……」

雪子はすーっと滑り台から滑り降りると十手を構えた。

「餓鬼にしてはいい構えだな」
「暢気に観察してる場合かーっ!! ランボ! って……なんでそこまで怯えてるの?」

ツナが大人ランボに眼を向けると彼は顔を真っ青にして後ずさって行くところだった。

「いや、あの……えっと……。……いいですか、ボンゴレ。くれぐれも、くれぐれも! 雪子にこの時代の俺をいじめないように言っておいてください!!」
「は……? え、まさか」

トラウマ植えつけられてるー!!?

「何してるの? "いのちごい"なんてゆるさないよ」
「う、うわぁぁああ!!!」

大人ランボは公園から走り去った。

「逃がさないんだから」

それを雪子は追いかけていった。

「大人ランボ……」

なんか、もう手遅れじゃないかな?


・・・・・・
・・・・
・・


「あのホルスタインシャツの男、どこに逃げたのかな」
「あ! 雪子!! おれっちと遊べ!!」
「嫌だよ。……そうだ、あの男の代わりに君をかみころそう」


とぅびぃこんてにゅーど!
2015/11/10


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bkm
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