メインフェイズ 第3サイクル 第1シーン シーンプレイヤー:PC1 |
GM:
では、3サイクル目。張り切っていきましょう!
稗田殉児:
やべーよ……やべーよ……。
GM:
ヘヘッ。どうする?
稗田殉児:
稗田お前余裕こいてる場合ちゃうで……。えー……突然の自身の変調や博士の言葉に驚いたのでカルテを調べたいです……。《驚き》で。
GM:
なるほど! 良いぞ!
稗田殉児:
調査判定 指定特技:《驚き》 2D6≧6 → 5,1 = 6 [成功] |
稗田殉児:
あっぶ。ここで失敗したら結構痛いぞ。よかった。
GM:
ギリ! では、驚きをバネにカルテを読み解いたあなたは以下のことが分かります。
HO:カルテ
□概要 スギヤマ博士が記したと思しきカルテ。ドイツ語の入り混じった記述のため所々読み辛くはあるが、じっくり読めば病状なども理解出来そうである。 患者の名前は「クレ・ソウイチロウ」となっているようだ。
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HO:カルテ
■秘密 ショック:あり 患者の名前には「クレ・ソウイチロウ」と記されている。 生年月日が正しいのであれば、現在二十歳。精神医学を学ぶ医大生であったが、殺人放火事件を目の当たりにして錯乱状態となり、現在記憶喪失であるとされている。 同時に「キサラギ地区放火惨殺事件」の首謀者とされているため、直接会話などをするのは堅く禁止されていることが赤字で記載されている。 どうやらこれは「あなた」のカルテのようである。
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稗田殉児:
ん? オレ・ソウイチロウ……?
GM:
やめて。わらっちゃう。
稗田殉児:
オレ・テンシ……?
GM:
突然のポルノグラフィティ。
稗田殉児:
稗田じゃないの……? つまり……どういうことだってばよ?
GM:
どういうことだろうね……。
| なるほど……どうやらこのカルテは俺のことを書いているらしい。 ……クレ・ソウイチロウ……か……。
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稗田殉児:
稗田(?)の見た目って今櫻●翔似の27歳俳優なの? ちがう? ゾーキング! ヘイ! カモ!
GM:
自分の姿を確かめられるようなものが無いので分からないでしょうなぁ……。
稗田殉児:
スギヤマ博士って呼んだら答えてくれる? さっき欲しいもんとかあったらいつでも言いや〜って言ってたけど。
GM:
呼んだら来るね。すぐ出ていっちゃうから調査は出来ないけど。
稗田殉児:
エビバディスギヤマッ! ヘイカモッ! チェケラッ!
GM:
えっそのノリで呼んだってことにしていいの?
稗田殉児:
違う待って。
見学者:
これにはスギヤマ博士も困惑。
稗田殉児:
違うて!!
GM:
はかせ「うわこわ」
| スギヤマ博士! すいません、今よろしいでしょうか。
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稗田殉児:
少し声を張って呼びかけます。
| …………オオ、どうしたんだい?
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GM:
と言って部屋に入ってきます。
| 鏡が欲しいんです。申し訳ありませんが、持ってきて貰えませんか?
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| ……鏡? ウーン、それはチョット、出来ない相談だなあ。 先程も言っただろう。じきに全てが分かる時が来るんだよ。焦らなくても良いんだ。いずれ、全てが腑に落ちる時が来るんだよ。
|
GM:
そう言って笑みを浮かべると、スギヤマ博士は部屋を出て行ってしまいます。
稗田殉児:
欲しいものあったら買って来るっていったじゃないですか! うそつき!
GM:
博士はうそつき。
見学者:
ホモはうそつき。
稗田殉児:
博士はホモだった……?
GM:
なんてこった……。
稗田殉児:
クレスギかスギクレか……それが問題だ。
GM:
なんてこった……(二回目) え〜他に何かしたいことやRPなどはあるかな?
稗田殉児:
他にもしていいの? 隣の部屋の妹に話しかけたい。
GM:
モチロンヨー。積極的な行動は歓迎しますで。
稗田殉児:
ヤッター!
| こんにちは。……聞こえてるかな?
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| お兄さま? お兄さま、お兄さまお兄さまお兄さまお兄さまお兄さま。そこにいらっしゃるのですね、あたしです、お隣のお部屋にいらっしゃるお兄さま……あたしです。あたしです。お兄さま、お兄さまお兄さまお兄さまお兄さまお兄さまお兄さま……。どうぞ、どうぞ今の声をもう一度、あたしにもう一度お聞かせください、お兄さま、お兄さまお兄さまお兄さまお兄さま……。
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稗田殉児:
ヒッ。
| モウ一度聞かして、聞かして頂戴……聞かして、聞かしてェーッ、お兄さまお兄様お兄さま……アァ、お兄さま、おにいさま…………。
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| ……そんなに焦らないで大丈夫だから、ちゃんとここに居るよ。そうだよ、俺だよ……ソウイチロウだ。
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| お兄さま、アア、お兄さま、そこにいらっしゃるのですね。確かにそこにいらっしゃるのですね。あたしです。あたしなんです。お兄さま、お兄さま……お兄様……お兄様……お兄様……お兄さま……。
|
| そうだよ……ここに居る。お前もそこにいるんだな……なぁ、俺が言ったように、お前の名前を、その口から聞きたいんだ……。
|
稗田殉児:
妹こわい……漏れそう……博士ーっ! トイレーっ!
| お兄さま? お兄さま? おにいさま、あたしです、お兄様はお忘れになったのですか、あの日のことも、お兄さまお兄さまお兄様、どうして、あたしの苦しみがお分かりにならないのですか、お兄様……アァ……どうして……お兄さまお兄様お兄様おにいさまお兄様
|
GM:
あとはもうずっとお兄様お兄様繰り返してます。
稗田殉児:
ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて夜しか眠れないCDだよ……こわぁ……。
GM:
夜は眠れるのか……。さて……ではまたマスターシーンが挟まりますよ。
稗田殉児:
うん……稗田は眠れる……。いやや……。
GM:
マスターシーンはGM権限で挿入できます(無慈悲) 3サイクル目を閉じてもよろしいかな?
稗田殉児:
デデドン(絶望) よろしいよオラァ! いいよ! こいよ!
マスターシーン シーンプレイヤー:GM 登場:PC1 |
チャカポコチャカポコ。チャカポコチャカポコ。
身体の中から、また音が聞こえてくる。
クレ・ソウイチロウにとっては、それは当然の毎日だったのだろうか?
……自分の身体から聞こえる奇妙な歌。……自分の心が、先程よりも揺れていないことに、あなたは気が付いてしまう。GM:
情動分野からランダムに指定特技を決定し、恐怖判定を行うこと。
指定特技はGMが決定します。
指定特技決定 分野:情動 2D6 → 3,1 = 4 ⇒[《憂い》] |
GM:
判定よろしく!
稗田殉児:
恐怖判定 指定特技:《憂い》 2D6≧6 → 1,3 = 4 [失敗] |
稗田殉児:
あっ。
GM:
失敗だね(にっこり)
稗田殉児:
くそう……くそう……。
GM:
狂気カードは確認しやすいように秘話で送りますやで。
稗田殉児:
かくに!
GM:
二度目のチャカポコに稗田は恐怖を覚えてしまったのだった……ということで4サイクル目〜! 残り僅かだネ!
稗田殉児:
ンン〜これ……ン〜? サイクル掛かるほど駄目とかそういう感じじゃないよね……大丈夫だよね……。
じゃあチャカポコに動揺しなくなってしまった自分を《憂い》ながらスクラップブックを調べたいでゲス!
GM:
ほむほむ。ええで! 判定どうぞ!
稗田殉児:
調査判定 指定特技:《憂い》 2D6≧6 → 6,3 = 9 [成功] |
稗田殉児:
イエスイエス!
GM:
おめでとう! ではね、自分の身を憂いながらスクラップブックを開いたあなたは以下の情報を手に入れます。
稗田殉児:
なんじゃらほい。
HO:スクラップブック
□概要 室内のチェストに一つだけ収まっていたスクラップブック。 片隅には「クレ・ソウイチロウの罪の記録」と書かれている。
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HO:スクラップブック
■秘密 ショック:あり クレ・ソウイチロウと言う二十歳の青年が、長患いの為に床に伏せていたイトコの頭を小型の斧で一刀両断。その後、家族を惨殺。その臓腑を咀嚼し、飲み下した後、イトコ宅に火を付ける。発見した当時、クレ・ソウイチロウはイトコの首を片手にぶら下げながら白昼を歩んでいた。 ……そういった記事が延々とファイルされている。この事件は「キサラギ地区放火惨殺事件」と呼ばれているようだ。 ソウイチロウのイトコである被害者は「稗田殉児」という名らしく、その写真や身長・容姿などはあなたのものとぴったり一致している。
暴力分野の《切断》で恐怖判定を行うこと。
|
稗田殉児:
ファッ!?
恐怖判定 指定特技:《切断》 2D6≧5 → 3,1 = 4 [失敗] |
稗田殉児:
ファッ!?
GM:
失敗ですね。狂気カードをどうぞ!
稗田殉児:
かくに!
GM:
そして、スクラップブックの秘密が開示されたことにより新たに公開されるハンドアウトが一つあります。
稗田殉児:
今度はなんだ……。
HO:稗田殉児の記録
□概要 記憶にある「自分」と同じ名前の人物だ。どうやら、「クレ・ソウイチロウ」という人物に斧で殺害されたらしい。
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GM:
あ、恐怖判定失敗したね? 宣言しようか。
稗田殉児:
したね……した……トリガー引きました!!
【恐怖症】 トリガー:自分が恐怖判定に失敗する。
それを見るのも触るのも耐えられない。自分が新たに【狂気】を公開するまで、【恐怖心】に指定されている特技が使用不能になる。
|
GM:
という訳で《殴打》が使えなくなりますね! わ〜い!
稗田殉児:
ふえぇ、人なんか殴れないよぉ! 切断しか出来ないよぉ!
GM:
嫌だなあこの人……。
稗田殉児:
そのあと埋葬するくらいしか無理だよぉ! 人なんて殴れないよぉ!
GM:
本当嫌だなあこの人……。
さて、何かする? 実は5サイクル目が始まる前にまたマスターシーンがあるんだ!
稗田殉児:
またまたご冗談を……えっマジ?
GM:
なのでシーンを閉じるなら描写しますやで。
稗田殉児:
まぁマテ茶。もう一回ヤンデレ妹と話させて。
GM:
ほうほう……。
| ……聞こえる? 俺だよ。
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| お兄様? お兄様……。
|
| 聞きたいことがあるんだけど……お前のお兄様って、首を切断された方? それとも……殺した後に、食べた方? ……どっちかな?
|
稗田殉児:
「どっちもなんていうのは、やめてくれよ」と笑いながら付け足します。
| おにいさま? お兄様、どうして、どうしてそんなことをお聞きになるのですか、本当に忘れてしまったのですか。お兄さま、あたしにはお兄様しかいないのです。アアこんな、こんなことをしている間にも、あたしは、あたしは…………おにいさま、お兄さまお兄様お兄様お兄様お兄様……あたしにはお兄様しか……あたしには…………アア、嫌、お兄さま……
|
GM:
隣室からの声はもう、お兄さまお兄さまとしか答えてくれなさそうです。
| ……あぁ、困ったなぁ……お前がそんなだと……もう、ここから出て行くしか、やることがなくなってしまった。この部屋は、もう何もないし。
|
稗田殉児:
やることがない(マスターシーンと隣室のハンドアウトはある)
| お兄さま……お兄さま……お兄さま……お兄さま……
|
GM:
常にこんな感じで、問いかけに対して何か返事をしてくれることはなさそうですね。
稗田殉児:
マスターシーンどうぞ! 覚悟は決めた!
GM:
へい了解。
マスターシーン シーンプレイヤー:GM 登場:PC1 |
チャカポコチャカポコ。チャカポコチャカポコ。
もう三度目になる奇妙な歌。
チャカポコチャカポコ。チャカポコチャカポコ。
この歌に対し、あなたの心が動くことは、もうない。
チャカポコチャカポコ。チャカポコチャカポコ。
ただただ、あなたの精神をじわりじわりと、蝕んでいくだけだ……。
チャカポコチャカポコ。チャカポコチャカポコ…………GM:
情動分野からランダムに指定特技を決定し、恐怖判定を行うこと。
指定特技はまたGMが決めますよっと。
指定特技決定 分野:情動 2D6 → 1,2 = 3 ⇒[《悦び》] |
GM:
《悦び》か。持ってんな。
稗田殉児:
これはイケるやろ!
恐怖判定 指定特技:《悦び》 2D6≧5 → 3,4 = 7 [成功] |
稗田殉児:
ッラァ! おうコラー! 成功やオラー!
GM:
成功か。チェッ。
GM:
では5サイクル目! 最後やな。如何致す?
稗田殉児:
隣室からの声調べますで……ちょい待ち。他にもあるのかコレ。
GM:
調査可能なハンドアウトは「稗田殉児の記録」もありますね。
稗田殉児:
えーどうしよ……えぇ……。隣室ガールは結局妹なのか何なのか気になるけど稗田殉児の記録行きます。《埋葬》ですよ! 《埋葬》!
GM:
ふむふむ。急に埋葬埋葬言い始めた……どうしたのこわい……。
稗田殉児:
ひえだのゆーあーまいそうそうがまいそうされたのでまいそうでしらべるよ。
GM:
ちょっとまてwwww
稗田殉児:
まいそうされたきもちになってしらべるよ。
GM:
お、おちつこ? 一回おちつこ?
見学者:
ひっひっふー! ひっひっふー!
稗田殉児:
ひっひっふー! ひっひっふー!
GM:
産まれてしまう。困りますお客様! あーお客様困りますお客様!
べ、べつに無理に未使用の特技使わなくてもいいんだよ。追跡とかもう一回使ってもいいんだよ。
稗田殉児:
あかんかまいそう……mySOUL……。
GM:
何故そうまでして埋葬を……。
稗田殉児:
義務かなって……。
GM:
いつの間にそんな物騒な義務を……?
うーん……そうだな……まいそう……うん……まあ笑ったからいいよ《埋葬》でも。
稗田殉児:
よっしゃあ。いやなんか死にそうだから……どうせだから使っとこと思って……。
調査判定 指定特技:《埋葬》 2D6≧5 → 5,5 = 10 [成功] |
GM:
成功しましたね……。では、まいそうをまいそうでまいそうしたあなたは以下の情報を手に入れます。
稗田殉児:
ヘイラッシャイ! なにかななにかな〜?
見学者:
まいそう(哲学)
HO:稗田殉児の記録
□概要 記憶にある「自分」と同じ名前の人物だ。どうやら、「クレ・ソウイチロウ」という人物に斧で殺害されたらしい。
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HO:稗田殉児の記録
■秘密 ショック:あり クレ・ソウイチロウと稗田殉児は親しい間柄であった。しかし、稗田殉児はクレ・ソウイチロウに殺害されてしまう。クレ・ソウイチロウは稗田殉児に強い憧れを抱いており、それが募って殺害に及んだようだった。 クレ・ソウイチロウは稗田殉児を殺害した後、何故か「自分自身こそが稗田殉児である」と思い込んでいるようだ。もしかして、「自分」は、稗田殉児ではなく「稗田殉児と思い込もうとしているクレ・ソウイチロウ」なのだろうか……。
怪異分野の《死》で恐怖判定を行うこと。
|
GM:
正気度減らして恐怖判定よろしく^^
稗田殉児:
ファーーーww なぁにこれぇ……。
恐怖判定 指定特技:《死》 2D6≧9 → 3,2 = 5 [失敗] |
GM:
失敗だなぁ……。
GM:
さあ、また恐怖判定失敗したね?
稗田殉児:
もうよくわかんなくなってきた……。トリガー引きました!!
【闇からの祝福】 トリガー:自分が恐怖判定に失敗する。
常人ならざる不思議な直感があなたを直撃する。 好きなキャラクター一人を選んで、そのキャラクターの【情報】一つを獲得出来る(この【情報】の獲得には情報共有が発生しない)。
|
GM:
いいやつ。
稗田殉児:
いいやつ。
見学者:
やったねヒエダン。
稗田殉児:
狂気がふえるよ!
GM:
そうだな……選べるのは一応キャラクターとされてるんだけど、今回は「スギヤマ博士」か「隣室からの声」か選べることにしよう。どっちがいい?
稗田殉児:
えっ……あ〜悩むなこれ……。どっちもすごい気になるけどスギヤマ博士かな……うん……。
GM:
おっ、スギヤマ博士でよろしいかな?
稗田殉児:
よろしいぞい!
GM:
では、闇の直感(?)であなたは以下の情報を手に入れます。
HO:スギヤマ博士
□概要 今現在、あなたはK病院で診察をしつつ、附属の大学で教鞭を取っている医師だ。主に人間の精神に関する治療が専門分野である。患者との対話やカウンセリングに力を入れてはいるが、自分自身が口下手であるため中々噛み合わないことに苦労している。 あなたの【使命】は、PCに自己を思い出してもらうことである。
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HO:スギヤマ博士
■秘密 ショック:あり あなたは「ある殺人事件の犯人」を知っている。 「キサラギ地区放火惨殺事件」の犯人とされるクレ・ソウイチロウが自らの一族を八つ裂きにし、婚約者の前でその肉を咀嚼し、飲み下したことを。 その残忍な事件を起こすに至った動機や真相を解明するよう警察に言い含められているが、忘れたままこの病院に居ることが「あなたの幸せ」ではないかとも思っている。同時に、自己の人格を書き換えた上で事件の記憶を全て抹消した「あなたの病状」にも興味がある。 あなたの【本当の使命】は、PCが傷付かないよう自己を取り戻すことである。
|
稗田殉児:
えっ……マジか……。
GM:
あ、今正気度いくつ?
稗田殉児:
4。
GM:
ん? もっと減ってないか?
稗田殉児:
あ、3かな? 一回減らし忘れたかも。
見学者:
公開されてる秘密から計算すると、鎮痛剤一回も使ってないなら1まで減ってるかな?
稗田殉児:
えっマジで? ギリギリやん……。
GM:
あー、えーっとね。インセインのルールではね、現在の【正気度】が顕在化した【狂気】の数より少なくなるとね、【錯乱状態】になるんですわ。
稗田殉児:
お、おお。えっww
GM:
今正気度1じゃん? 顕在化した狂気が【恐怖症】【闇からの祝福】で2つじゃん?
稗田殉児:
う、うん。ってことはえっ。
GM:
錯乱状態だー!!
稗田殉児:
ウワーーー!! マジかよ!! アカン……アッカンでこりゃ……。お鎮痛ちゃんで治せる? てか治させて?
GM:
クライマックスに入る前にお鎮痛ちゃん使えば治せるよ! でもちょっと待って、その前にね。
稗田殉児:
えっなに。怖い。
……錯乱状態に陥ったあなたは、今にも途切れそうになる意識の中、自分が一冊の本を手にしていることに気が付く。 プライズ:儀典:ドグラ・マグラ
□概要 読むと必ず気が違えると言われる本だ。 自分の手の中にあったとは……。
|
GM:
なんとびっくり。プライズゲットです。
稗田殉児:
えっ今? ヤッタァ!
見学者:
こいつぁ驚きだぜ。
GM:
マジでびっくり。お鎮痛ちゃん使うか?
ああ、あとこのプライズにも勿論秘密がありましてね。ゲットしたので見ても大丈夫ですよ。見る見ないは自由です。そちらも含めてどうする?
稗田殉児:
じゃあおちん2個使って秘密見るわ。
見学者:
OTN。
稗田殉児:
ギガンティックじゃない方のおちん!
GM:
OTN。了解やで!
では、あなたは手にした本を開いてみました。
プライズ:儀典:ドグラ・マグラ
□概要 読むと必ず気が違えると言われる本だ。 自分の手の中にあったとは……。
|
プライズ:儀典:ドグラ・マグラ
■秘密 ショック:あり 巻頭歌 胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか
どこかで聞いたような文句で始まったその本は、記憶喪失で閉じこめられた「クレ・ソウイチロウ」と呼ばれる 「稗田殉児」が事細かに記されている。 自分はこの本の、登場人物だったのか。 あるいは、この世界が本の生み出した幻想だということだろうか……。
怪異分野の《魔術》で恐怖判定を行うこと。
|
稗田殉児:
えぇぇ……。
GM:
正気度減らして恐怖判定よろしく(にっこり)
稗田殉児:
恐怖判定 指定特技:《魔術》 2D6≧7 → 5,6 = 11 [成功] |
稗田殉児:
たっか! おしいな!
GM:
ウワー! おしい!
さて、残すはもうクライマックスフェイズだけですね。じゃあ突っ走っていきますか!
クライマックスフェイズ マスターシーン シーンプレイヤー:GM 登場:PC1 |
あなたは、外へと繋がる扉を開いた。
扉の向こうは……あなたを誘うかのように、廊下が延びていた。先程確かに見えたあの暗闇は、一体何だったのだろうか?
あなたがその白い廊下を進んでいくと、どこかで見たような姿をした男と遭遇する。
……いや、違う。それは鏡だ。
廊下の先に設置された、全身が映る大きな鏡が、「クレ・ソウイチロウ」と思しき男を、映していた。
あなたが鏡を見つめれば見つめただけ、鏡はクレ・ソウイチロウの姿を反射する。
呆然と鏡の前に立つあなたに、背後から誰かが話しかけてくる。 | 『お前が、殺したんだ』 『稗田殉児は、お前が殺した』
|
振り返るとそこには、斧で頭を割られた、「あなた」が立っていた。 | 『お前は、俺を殺して、斧で頭を割り、首を落として俺の臓物を食らった』 『そうして、お前は俺になろうとした』 『俺を殺して、俺の名前や人生まで奪おうとした』 『俺はお前を許さない、クレ・ソウイチロウ。お前を、許さない』
|
GM:
──夢でも、見ているのだろうか? あなたは、そう錯覚します。
怪異分野の《夢》で恐怖判定を行ってください。
稗田殉児:
恐怖判定 指定特技:《夢》 2D6≧6 → 6,2 = 8 [成功] |
稗田殉児:
成功や……。
GM:
成功したなぁ……。
では、錯覚を押し殺した「あなた」に、目の前に立つ「あなた」が襲い掛かってきます! 戦闘開始です! わー!
稗田殉児:
わーーー!!
GM:
速度プロットよろしく! ソロなのでオープンで宣言しちゃっていいよ。
稗田殉児:
2!
GM:
こちらはランダムで決定します。
戦闘時速度プロット決定 あなた 1D6 → 2 = 2 |
戦闘時速度プロット
6:
5:
4:
3:
2:稗田殉児 あなた
1:
|
稗田殉児:
バッティン!
GM:
あらぁ……。では1ダメ受けてください……こちらも【危険感知】は持っていないので普通に1ダメ受けます。気が合うね。
稗田殉児:
なんせあなたとあなただもの……。
GM:
じゃあ速度が一緒なので、ダイス目でどちらが先に動くか決めようか。2D6を振ってくださいな。
稗田殉児:
稗田殉児:
ッシャオラァ!?
GM:
わぁ……無駄スペシャル……。
稗田殉児:
百ポないのん……?
GM:
そんなものはない。まあ判定でもないただの出目勝負ですし……。ではそちらから行動どうぞやで。
稗田殉児:
くそう……くそう……先手必勝! 【召喚】のお時間ですよ!
GM:
召喚かww これで正気度が減ったら錯乱状態になるが大丈夫か?
稗田殉児:
アッ……(忘れてた) でもどうせお鎮痛もうないしな……因みにそちらの生命力いくつなんです?
GM:
え〜いくつだと思う?(めんどくさいやつ)
アッそうだ。この戦闘、通常の終了条件「戦闘に勝利する」「戦闘に敗北する」「自発的な脱落をする」の3つに加え、「3ラウンドが経過する」と強制的に戦闘が終了します。その辺も念頭に置いてよろしく。
稗田殉児:
マジか……尚更召喚しなきゃじゃん……終わらせるぜ!
GM:
そうかそうか……では指定特技から決定しようか。
稗田殉児:
指定特技決定 分野:怪異 2D6 → 6,4 = 10 ⇒[《夢》] |
稗田殉児:
【召喚】 指定特技:《夢》 2D6≧6 → 2,3 = 5 [失敗] |
稗田殉児:
おふ……。
GM:
残念! 初手召喚は未遂に終わりました。
見学者:
し、【召喚】は失敗したら正気度減らないから……ねっ。錯乱せずに済んだと考えよう。
GM:
せ、せやで! ポジティブポジティブ!
稗田殉児:
ソウダネ……正気度マモッタ……ウン……。
GM:
ではこちらの行動。【基本攻撃】や。
【基本攻撃】 指定特技:《切断》 2D6≧5 → 5,2 = 7 [成功] |
GM:
成功シタヨ! 回避判定ヨロシク!
因みに稗田も持っている特技での攻撃なので回避判定に+1の修正がつきますね。
稗田殉児:
っしゃーイケる! イケるぞ!
回避判定 速度:2 2D6≧6 → (5,2)+1 = 8 [成功] |
稗田殉児:
おしおし! HAHAHA!
GM:
避けられました。残念。
では1ラウンド経過したので自発的な脱落を宣言できますよ。因みにこちらは妨害します。
稗田殉児:
脱落しないわよ!
GM:
おっしないのか……それでは2ラウンド目〜。そちらから行動どうぞ。
稗田殉児:
含みが……【召喚】!
指定特技決定 分野:怪異 2D6 → 2,3 = 5 ⇒[《死》] |
稗田殉児:
【召喚】 指定特技:《死》 2D6≧9 → 6,3 = 9 [成功] |
稗田殉児:
おお!
GM:
お、おお成功! では正気度を1減らしてね。
稗田殉児:
ほいほい。喜んでいいのかこれは……もうわからん……。
GM:
じゃあ回避します!
回避判定 速度:2 2D6≧6 → (4,1)+1-3 = 3 [失敗] |
GM:
失敗しました……ダメージロールどうぞ。
稗田殉児:
稗田殉児:
どうなん……。
GM:
「あなた」の召喚した何かしらかによって6点のダメージを受けた「あなた」は、その場に倒れます。
おめでとうございます! この戦闘はあなたの勝利です!
稗田殉児:
勝った。どうなんの……?
GM:
……「あなた」は、倒れた「あなた」をただ見つめています。
その場に倒れた「あなた」は、割れた頭から血を流しています。
誰がどう見ても命は無い状態。しかし、倒れた「あなた」は、はっきりと「あなた」に問いかけてきます。
| 『さあ』 『きみは一体誰だ』 『きみの名前は?』
|
| ……俺は……
…………誰でもない、ただの、役者さ。
|
| さあ。
きみは一体誰だ。
きみの名前は?
|
GM:
…………あなたがそう答えた瞬間、目の前が白に包まれます。
…………ブウウーーーーーーンンンーーーーーーンンンン………………。
何処かから、蜜蜂が唸るような鐘の音がする。何処かに大時計があるらしい。
あなたは気が付くと、白い部屋にいた。
白いベッドの上にいる「あなた」の脳裏に、クレ・ソウイチロウの影が踊る。
あぁ、クレ・ソウイチロウ……。
そう思っている内に、時計の音が止まる。
隣の部屋からは「お兄様」「お兄さま」と幾度も呼ぶか細い女性の声が聞こえ、部屋の片隅には黒い外套を纏った男が椅子に腰かけている。
どこまでも白い病室の中、あなたは気が付くだろう。……自分は、この病室で「クレ・ソウイチロウ」を演じる役者、という存在でしかないということを。
そして、あなたは悟るだろう。
また自分は、全てを忘れ、自分を追い求めて思考の渦に飲まれていくのだろうと。
……ブウウウ…………ンン…………ンンン…………。