KP:
ではキッチンですね。まず足を踏み入れて感じるのは、やっぱりやけに暑いなあということです。この部屋も暖房がついており、設定温度が最大になっています。
あとは基本、少し広めで何の変哲もないキッチンに見えます。一通りの調理器具は揃っているようです。詳しく見るなら〈目星〉で。
水津晶夫:
見る見る。
技能ロール:〈目星〉 1D100≦70 → 27 = 27 [成功] |
水津晶夫:
よしよし……。
KP:
他に振る人はおらん?
小鳥遊翠:
あきおに教えてもらいたいなぁーと。
KP:
ほいほい。ではあきおくんは、壁に屋敷全体の配電盤を見付けます。
このブレーカーを落とせば、配電を止め、全ての部屋の暖房器具を一斉にダウンさせることが出来るのでは、と思いますね。
井上東:
ほうほう。
水津晶夫:
ほう……。
小鳥遊翠:
ふむ……。
KP:
失敗を恐れすぎて情報が手に入らなかったら本末転倒やで(訳:一回の成功で全ての情報が手に入るとは限らないからね)
| この家、やけに暖房が強いですが、何か理由はあるんですか?
|
水津晶夫:
って、とりあえずアニちゃんに訊いてみたいな。
| …………アタシが、寒いの苦手なのよ。
|
KP:
ってぷいっとします。
水津晶夫:
かわいい。
井上東:
アニたそ〜。
小鳥遊翠:
アニたそ……。
| なんやそれしょうもなッ! 耐えろや!
|
| うっさいわね! アンタ達とは違うのよ! いいでしょアタシの家なんだから!
|
KP:
アズマオウにはぷりぷり。
| ま、まあまあ井上さん。女の子に冷えは大敵なんですよ……。ね……?
|
| そうですよ。身体を冷やすのは良くないですよね、俺もあまり強い方ではないし……。
|
水津晶夫:
と言ってアニちゃんに微笑みかける。
小鳥遊翠:
水津見境ないな。
井上東:
水津おまえ……。
水津晶夫:
人間の形をしてたらとりあえずいってみる。そういう男。
| 本当よ。外は吹雪きそうなくらいの白さだし、出れやしないわ。
|
KP:
ちなみにアニちゃんもAPP18だよ。お揃いだね。
水津晶夫:
わ〜いおそろだ。
小鳥遊翠:
顔面偏差値が高い。
| ……外のもお前がなんか関係してるんか? ホンマえげつないわ……。
|
井上東:
と、ジト目でアニを睨み付ける。イケメンと美少女やな。
| 馬鹿言わないでよ、知らないわよ外のことなんて。ほとんど出たことないもの。
|
| アニさん、そんなに身体が弱いんですか?
|
| ……さあ? 自分のことなんて知らない。 どうでもいいでしょ、アタシのことなんか知らなくたって。
|
| どうでもよくないわ! 誰のせいでこんなとこ閉じ込められてる思ってんねん! 篝さんのこともそうや……ちったぁ説明があってもいいんちゃうか?
|
| っ……アンタこそ何なのよ、偉そうに上から見てくるかと思えばそうやって! 例えシドウとアタシとのことを喋る義務があったって、アンタよりアキオやミドリを選ぶわよ!
|
| まあまあ二人とも、落ち着いて……井上さんはさっきから厳しいなあ。人は笑ってる方が素敵ですよ? ね?
|
水津晶夫:
って間に入るね。
| そうです! 二人とも落ち着いてくださいっ! アニさんも協力してくださってるんですから!
|
小鳥遊翠:
一緒に間に入るよ。
| ……っるさいわ。人が一人死んでんねんで……、そんで元凶が得体の知れないオカルトときた。これが落ち着いていられるかっちゅーねん……。
|
| それは…………そうですけど……。
|
小鳥遊翠:
と、目を泳がせます。ついでに目星してもよい?
KP:
おっ。いいぞ!
小鳥遊翠:
技能ロール:〈目星〉 1D100≦70 → 87 = 87 [失敗] |
KP:
アーッ残念!
小鳥遊翠:
あちゃー……。
水津晶夫:
あらあら。アズマックスにも振ってもらいたいな私的には。
井上東:
振るか。初期値マン。
技能ロール:〈目星〉 1D100≦25 → 45 = 45 [失敗] |
KP:
残念。出目的には良い感じなんだけどな〜!
水津晶夫:
怒ってたから細かいところが目につかなかったんかな。
小鳥遊翠:
こればっかりはしゃーない。
KP:
まあまた改めて来ることがあれば振るのは全然構わないので。どうする? 何かすることがあれば。
井上東:
〈オカルト〉で振ってもいいですか? アニたそに。キッチンでもいいんだけど。
KP:
うーん、何を知りたいとか具体的なことは?
井上東:
んぁー、そこまで考えてなかった。振れるかなって。
KP:
まあそうだな、アニちゃんに対して〈オカルト〉なら振ってもよいで。東くんは冒頭でもオカルト成功してたしね。提案は積極的に採用していくKPです。
井上東:
ヤッター!
技能ロール:〈オカルト〉 1D100≦80 → 4 = 4 [クリティカル] |
KP:
ヒエッwwww
水津晶夫:
だからさあ。
井上東:
今回なんなん……?
KP:
こ、ここでクリっても正直困るww 穀物ポイント1点どうぞ!
水津晶夫:
穀ポだ!
井上東:
やったあ!
小鳥遊翠:
すげぇ。
KP:
では、多少口論するなどしてアニちゃんのことをよくよく考えてみた東くんは、自分の知る「雪女」としては些かズレすぎてやしないか? と疑問を持ちますね。
水津晶夫:
確かにな〜。
KP:
見た目だけなら正に雪女のそれではあるものの、人間を誘惑し秘め事に及ぶというような怪異性は全く感じられず、むしろ見た目以外には人間らしくしか見えないほどの子供っぽさを東くんはアニに感じます。
小鳥遊翠:
ふんふん。
井上東:
やっと冷静になってきたアズマオウ。
水津晶夫:
喧嘩しつつちゃんと観察してるあたり記者っぽい。
小鳥遊翠:
確かに。伊達にオカルト雑誌記者名乗ってないね。
水津晶夫:
RPとか情報共有とか、他にしたいことないなら次は食堂調べたいな〜。私は今のところ何も思いつかないので、必要があればまた戻ってきたい。
小鳥遊翠:
特に思いつかぬ。
井上東:
おけい。
KP:
はいはい。では食堂ですが、ここは扉を開くと、今までとは打って変わって冷たい空気が急にぶわっと溢れ出てきます。
水津晶夫:
寒い。アニちゃん大丈夫か。
KP:
アニ曰く、食堂のエアコンだけはだいぶ前に故障してしまっていて、その上隙間風が酷いのでがたがた震えるほどの寒さになっている、とのことです。このことから、しばらくは食事を摂るのにも使っていなかったようです。
小鳥遊翠:
なるほど。あきおはとりあえずアニちゃんから離れようか。
水津晶夫:
なんでや。
| ……アタシ、ここはちょっと、無理。 アンタ達が見てくるなら、外で待ってるわ。
|
| そう、ですね……。
|
水津晶夫:
と言いつつ、一人で置いてくのもな……とか考えてる。
小鳥遊翠:
持って来たお茶をアニちゃんに渡してあげたい。
| ……あ、ありがとう……。
|
KP:
目を白黒させてから、照れたように受け取ってちびちび飲みますね。
井上東:
かわいい! あにたそ!
KP:
あったかい飲み物は好きだしあったかい気遣いも好きです。
小鳥遊翠:
アニちゃんかわいい。
水津晶夫:
水津はその様子を微笑ましく見守ってます。
井上東:
東はそれを微妙な顔で見てる。
| ふふ……あ、えっと、じゃあ中に入ってみましょうか。お二人は入りますか?
|
| アニさんを一人で残すのも心配ですね。いつまたアレが来るかわかりませんし……。
|
| アタシのことなんて気にしなくていいわよ。アンタ達は帰るのが目的なんだから、さっさとしたら? ……まあ、確か食堂に窓はなかったはずだけど。
|
| 可愛くないガキやなホンマ。心配くらい素直に受け取っとけや……って、窓ないんか。
|
| そう。窓もないし、この屋敷の中で一番ぼろぼろなの。レンガの、風化? とかも酷くて……アタシと二人しか居ないから、お金をかけて修理する必要もない、ってシドウは言ってたわ。
|
| 窓がないなら……後回しでもいいような気もしますが、お二人はどうでしょう?
|
| そ、そうなんですか……どうしましょう。一階はあと応接間だけですが、一応調べておきます?
|
水津晶夫:
ふむ。外から中の様子を伺うとかできる?
KP:
扉から覗くことは勿論出来ますよ。大きめのテーブルに7、8脚の椅子がぐるりと置いてあって、奥の壁に何枚か劣化した絵画が飾ってあるのが見えます。それ以外に特に気になるようなものはありませんね。
井上東:
なるなる。
水津晶夫:
どうする? 私は後回しでも今調べても、どっちでも。
| 今は出口がないと心配なので、後回しでいいんじゃないでしょうか。気にはなりますが……。
|
| です、ね。先に応接間を調べましょうか。
|
| せやな。応接間で決まりや。
|
小鳥遊翠:
よかった。また急にテンション上がるアズマオウじゃなかった。
水津晶夫:
ウキウキアズマオウ。
井上東:
忘れたげて!
小鳥遊翠:
ほな行こか〜。
井上東:
言ってないよ!
KP:
では、応接間ですが。扉を開くとですね、なんと、床に一糸纏わぬ姿の男女が数人倒れているのがまず目に入ります。
水津晶夫:
あらやだ……。
小鳥遊翠:
ホァッ!?
井上東:
ワ〜オ。
KP:
アニちゃんは「……何、こいつら」とうげって顔をしています。
その男女ですが、まあそうですね。有り体に言ってしまえば、PC諸君らが一番性的に魅力を感じる体つきをしています。趣味がバレます。
水津晶夫:
ばれる。
井上東:
照れますなあ。
| ひゃっ……!!
|
小鳥遊翠:
と咄嗟に顔を覆います。
KP:
かわいい。
| これは一体……どういうことなんでしょうか。
|
水津晶夫:
わりかし冷静。
| ……アタシ、知らないわ。気持ち悪……。
|
KP:
顔を顰めてる。
| ……っな、ハァ!? どういうこ……、お、おぉ……。
|
井上東:
と最終的にはニヤけてます。
水津晶夫:
アズマオウ……。
小鳥遊翠:
お前ってやつは……。
水津晶夫:
とりあえず目星したいな。
KP:
部屋には入ります? 扉の外から?
水津晶夫:
あー……一回外からやってみて、アレなら中に入って〜とかアリですかね。
KP:
ええで。
水津晶夫:
あざます!
技能ロール:〈目星〉 1D100≦70 → 71 = 71 [失敗] |
水津晶夫:
うわ。
KP:
残念! イチタリナイ様が出たぞ!
水津晶夫:
イチタリナイ……。
小鳥遊翠:
おっしいなあ。わいもやりたい。
KP:
どうぞやで。
小鳥遊翠:
技能ロール:〈目星〉 1D100≦70 → 91 = 91 [失敗] |
KP:
あぶねえww
水津晶夫:
あぶなww 顔覆ってたししゃあないか。
小鳥遊翠:
ひょえぇ〜。気が散っちゃったね……。
井上東:
一応やっとこ。
技能ロール:〈目星〉 1D100≦70 → 99 = 99 [ファンブル] |
井上東:
……?
小鳥遊翠:
お前またwwww
KP:
おっまえwwwwww
井上東:
……? wwww? ww??
水津晶夫:
全裸に動揺しすぎ。
KP:
ファンブルはファンブル。仕方がないね。
井上東:
ドスケベやなアズマオウ……最早スケベオウだよお前は……。
小鳥遊翠:
助平王……。
水津晶夫:
原型留めてない。
KP:
えー、では東くんはですね。倒れている裸体に気を引かれたのか部屋の中をもっとよく見ようとしたのか、上体を少し突き出した結果、足が縺れつんのめって部屋の中に一歩足を踏み入れてしまいます。
すると! 床に倒れ込んでいたはずの裸体の女性が突如俊敏な動きで東くんにしがみつき、力ずくで床に組み敷いてしまったではありませんか!
水津晶夫:
やだ情熱的。
井上東:
初対面なのにそんな……。
KP:
ちなみに東くんの一番好みの女体のひとです。まさか東くん田中野タイプじゃないよね?(確認)
水津晶夫:
田中野タイプww
小鳥遊翠:
おっ。
井上東:
違います!! 違いますから!!(必死)
小鳥遊翠:
ガンガンいこうぜ。
水津晶夫:
ホモまつり。
KP:
ならばよし。そのしなやかな女体は驚異的な力で東くんを床に縫い付け、どうこう(オブラート)しようとしてきます。STR13との対抗ロールになります!
井上東:
アカン!
水津晶夫:
やべえ。
小鳥遊翠:
がんばれアズマオウ!
KP:
アズマオウはー、STR9なので成功率30%ですね!(笑顔)
井上東:
イヤー助けて!
水津晶夫:
ひく……東くんの腕を掴んで引っ張り出すとか出来ないですか?
KP:
その腕が床に縫い付けられてしまってるのでなあ。部屋に踏み込みます?
小鳥遊翠:
アズマオウの貞操が……。部屋に入るのはあかんと思うぜよ!
水津晶夫:
踏み込んだら全裸の人来るやん……しょうがない頑張れアズマオウ。
KP:
がんばれ! がんばれ!
井上東:
お前らァー! 貞操っつーか失われるの生命だろこれ!
小鳥遊翠:
いける! お前ならいける!
井上東:
もぅマヂ無理……。
STR対抗ロール 能動:9 vs 受動:13 1D100≦30 → 42 = 42 [失敗] |
水津晶夫:
あー。
井上東:
アッー!
KP:
わりと惜しい! がッ! 駄目ッ!
小鳥遊翠:
あぁ……あぁ……。
井上東:
さっきのクリティカルのおまけとか……駄目ですよね……。
小鳥遊翠:
今更だけど、何か外から投げて敵に当てるとか出来ない?
KP:
穀物ポイントにそういう使い道はないですね……。対抗ロールの前に宣言してくれたら出来てもよかったのだけど。
水津晶夫:
残念。
小鳥遊翠:
ごめん……井上……。
KP:
では、STR対抗に失敗してしまった東くんはまず上半身の衣服を剥ぎ取られます。寒いね。
井上東:
イヤー! ヤメテー!
水津晶夫:
咄嗟にアニちゃんと翠ちゃんを背後に隠そうかな……それくらいしかやれることがない。がんばってアズマックス。
KP:
女体は東くんの上で舌舐めずりをするような動きをして、今度はその顔を東くんに近付けてきます。更にもう一度STR対抗ロールをしてもらう、ところなんです、が。
井上東:
が?
小鳥遊翠:
が?
水津晶夫:
が。
KP:
ここで、あきおの背に庇われたアニちゃんがばっと飛び出していき、東くんに乗っかる女体に一発蹴りを喰らわせます。
水津晶夫:
ぅゎっょぃ。
井上東:
アニさん!
KP:
要するに、アニちゃんがSTR対抗に加勢してくれます。東くんのSTR9+アニちゃんのSTR16で今度は自動成功の扱いですね。
小鳥遊翠:
アニさ……アニゴ……!
井上東:
アニゴ……!
水津晶夫:
よかった……何かが始まってしまうのかと……。
| さっさと部屋を出なさい! 早く!
|
KP:
と、東くんを蹴ってでも扉の方に転がす。そしてアニ自身もさっさとあきおくんの背に戻る。
| おま…………、な、なんで……。
|
井上東:
って、寒いのか怖いのかガクガク震えながら色々とぐしゃぐしゃの顔で呟いてる。
| だ、大丈夫でしたか!?
|
小鳥遊翠:
と飛び出して行ったアニさんに呼びかける。
井上東:
アニさんマジ天使……。
| だ、大丈夫ですか井上さん! すいません、咄嗟に助けに行けなくて……。
|
水津晶夫:
ってアズマオウに手を差し伸べる。
| ……あ、アタシは大丈夫よ。み、見苦しかったから……別に、コイツのためじゃないわ。
|
KP:
気まずそうに目を逸らし。
水津晶夫:
かわいい。
| あんまり無茶しないでください……もう私びっくりしちゃって……あ。い、井上さんも平気ですか……!?
|
KP:
あきおの「咄嗟に助けに行けなくて……」が方便にしか聞こえなくて笑う。
小鳥遊翠:
それな。
水津晶夫:
あきおも成功率40%くらいしかなかったからね。しょうがないね。
| いや……お前、……まぁええわ……。 俺も大丈夫や、とりあえずは……それにしても、
|
井上東:
あきおを疑惑の目で見るものの、その手を取ります。
KP:
まあ寒いねとは言ったけれども、未だに暖房はガンガン状態なので上脱げて涼しくなったねくらいじゃないですかね。
水津晶夫:
服回収できなかったんかそういや。
小鳥遊翠:
え、いま井上半裸なん?
KP:
部屋の中にありますね。こう、女体のひとが剥いでポーイッと後ろの方に投げたみたいな。そうですね半裸ですね。
| ……アニ、ホンマ助かった。ありがとう。俺あのままだとどうなってたかわからんわ。ホンマありがとうな……つーかさっぶ!!
|
| ちょちょちょ! 井上さん服! 服着て!?
|
小鳥遊翠:
とアニさんを後ろに。
| ふん。別にアンタのためじゃないって言ってるでしょ。 ……でも、どういたしまして。コレ、恩を売るってやつ? 悪くないわね。
|
KP:
って鼻を鳴らしてますね。
| このままじゃちょっと、いくらなんでも……俺の一枚使います?
|
水津晶夫:
とか言って上着一枚脱ぐかな。
KP:
あきおとアズマオウ、SIZ同値だし普通に着れそうね。
| あいっかわらず可愛くないガキやな〜! もうちょっとすんなり言えんのかい! 服……ええんか。お前が寒くなるで。ていうか何か……仕込んでるんと違うやろな……大丈夫かこれ?
|
| ははっ、疑り深いなあ井上さんは。今日は外が寒くて着込んできましたから、大丈夫ですよ。
|
水津晶夫:
とにこやかに答える。
| 井上さん……人の好意は素直に受け取るべきですよ。
|
小鳥遊翠:
苦笑い。
KP:
あきお何もしてないのに疑われすぎてていっそかわいそう(哀れみ)
水津晶夫:
大丈夫、催眠術師の服は別に怖くないよ。不思議と良い匂いとかするよ。
小鳥遊翠:
逆になんかやだ……。
水津晶夫:
半裸の男に服貸しただけなのになんかやだとか言われた。
| ……そうやな。スマンかった。水津さん、ありがとうな、着させて貰うわ。
|
井上東:
なんかやだ……。
小鳥遊翠:
ていうかまだ催眠術師って言ってない気がする。オカルト雑誌記者の勘かな……。
水津晶夫:
言ってないな。もっと信頼してくれていいのよ。
井上東:
やたらと胡散臭くて素性の知れない外国人顔の男に服を借りるのはわりと嫌な気がするゾ……。
KP:
あきおこの顔で名前があきおなのがわりと面白い。
井上東:
わかるわ。
小鳥遊翠:
確かに。
水津晶夫:
日本人だからね! そういやアズマオウを襲ってきた女性は今どんな状態なんですか?
KP:
部屋の中でまた最初のように倒れた姿勢に戻ってますね。また誰か入ってみる? みる?
井上東:
ゆけあきお!
水津晶夫:
嫌です! 趣味バレるし! 全裸マン以外にパッと見で何か目につくような物はないのかな。
KP:
特にないですね。まあさっきポイッとされたアズマオウの服くらいかな。
あとは応接間らしく、長方形のテーブルに向かい合う形でソファが置いてある程度です。
水津晶夫:
うーん、罠部屋だったのだろうか。東の趣味が露見しただけか……。
KP:
さてどうでしょう。
小鳥遊翠:
そんな気がしてきた。
井上東:
パイオツカイデーのチャンネーだったんだろうな……。
水津晶夫:
巨乳好きか……。