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おはようございますお姫様

こうして原田さんは
総司起こし係に任命されました。




「おい。総司、起きろって!」
「おーきーてーまーすー」

「はぁ(溜息)……起きてんのはわかった。布団から出ろ…ってことだ」
「嫌ですよ。僕今日は巡察昼からだし、夜は突然どっかの誰かさんに仕事押し付けられたせいで寝不足だし」

「……(また土方さんに駄々こねてぇだけか)」
「ぜ〜ったい起きませんからね」

「んな事言ってもな……そのどっかの誰かさんからの召集命令なんだから、仕方ねぇだろ?俺だって今日は本当は非番だったってのに、さっき運悪く玄関先でとっ捕まったんだから。こんなことなら、さっさと何処かに出かけておきゃあ良かったぜ」
「はぁあ?僕にまだ働かせるつもりとか鬼ですか。ぜ〜ったい起きませんから」

「お前な、無茶言うなって」
「さあ?土方さんが此処に来て、起きてくれって土下座でもするなら考えないでもないですけど」

「………土下座、な(結局あの人に、仕事以外でも構って欲しいってだけなんだろうな)」
「てことで、左之さん。何度起こしたって無駄なんでさっさと――…」
「わかった」
「え?あ、本当…に……いっ?!」

「ここで引き下がったら、俺があの人に職務怠慢だって怒られちまうからな。ちょいと乱暴だが、引き摺ってでも連れていくことにすんぜ」
「ちょっ…!布団はがさないでよ!寒いってば!それに引き摺って……って」

「そうだな。さすがに引き摺って…は、乱暴か」
「そっ、そうですよ。ひきずるとか……って?!え、ちょっ、ちょっと!左之さっ…?!おろして、おろしてってば――っ!!」

「なんだ?文句ないよう丁重に扱ってやってるだろ(笑顔)」
「……っ!!まさか本気でこのまま部屋出る気……って、ちょっと!わかったから。自分で歩けるから!」

「遠慮すんなって。広間まできちんと運んでやるから」
「………・・・!!(赤面)」



勿論お姫様抱っこです←


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