小説 | ナノ

UFOキャッチャーの罠

SSL風味の変な原沖。

「左ー之ーさーん！！」

「……大きな声出さないでくれ。ちょっとだけ二日酔いってか、頭ガンガンしてんだよ」

「いい年して節操なしに飲むからでしょ。馬鹿じゃないの」

「酷い言われようだな……」

「だって昨日帰ったら連絡くれるって言ったじゃない。待っ…まぁ、期待してなかったから先に寝ちゃったんだけどさ」

「悪ぃ！携帯の充電切れてたし――終電逃して新八んところ泊まっちまったから」

「終電まで飲んでたの？」

「そういう訳じゃねぇんだが……あ、そうだ。コレ」

「なに？……あれ、コレ」

「お前それ欲しかったんだろ？」

「……なんで知ってるの？しかもコレ、UFOキャッチャーでしか取れないやつだよ」

「あ～……らしいな…」

「あっ！そう言えば！この前平助君たちとコレ取ろうとしてたとき、ゲームセンターの前で新八さんに会ったや。それ聞いて？左之さんがやったの？UFOキャッチャーを？？」

「なんでそんな食いつくんだよ…」

「だって――左之さんが、こんな大きいぬいぐるみを、ゲーセンで躍起になって取ってる図って……(笑)」

「仕方ねぇだろ。駅前行ったら新八の奴がよ……『この前総司がコレ欲しがってんの見た』とか何とか言いやがって。しかも限定とか書いてありやがるし……買えるもんなら良かったんだけどな」

「……まさかとは思うけどさ。それで終電逃したの？」

「――――……」

「あっ…ははっ…（笑）」

「笑うなよ。久々の酒でこうハイんなってたし、正常な判断がだな…」

「本当バカだよね！左之さんて！」

「高かったでしょ、コレｗ」
「…今月はもう飲みに行けねぇな」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

新『おい左之！そろそろ帰んねぇとお前の終電なくなんだろ！』

左『うるせぇ。俺はコイツ取るまでぜってぇ帰んねぇからな！』

新『お前が総司バカなのすっかり忘れてたぜ……』

大きいサイズのリ●ッ●マとか、総司君は意外と好きなんじゃないかなという（どんなイメージｗｗｗ）！左之さんは現代でもたまに腹踊りテンション戻るといいと思います。大人なくせに子供テンション♪

バカって言葉の汎用性は素晴らしいよね。この他にも「＝愛してる」のバカだったりと使用方法が様々過ぎてｗ左之さんに馬鹿バカ言いたくなった(爆)だけの勢い文。

＊prev Next

TextTop