3.
ドラゴン「僕は違うと思うよ」
皓「俺もローウェンじゃないと思う」
蓮「そうですよ。だって、仮にローさんが人狼だとしてこんなに疑われるような殺し方をすると思います?あんなことを言った後で、疑ってくれと言っているようなもんですよ」
鳳「言われてみれば頭の悪いやり方だな」
カルナダ「だとしたら、…誰かが彼に罪を被せて陥れようとしているってことかい?」
エル「それって誰が何のために?」
慧「誰がってのは人狼で片付くが、なんでこれだけいる村人側の中でローなんだ?」
皓「…殺しやすいから、とか…?」
エル「あんな事言った後だからこそあいつを殺せば勝手に疑ってくれんだろ、って魂胆かもな」
ゼノ「俺は確かにあの野郎のことが気に入らねぇけど、ローはそんなことしねぇと思う」
託「じゃあ、ローは何の役割か言える?狙われやすい役割とかだったらいいんだけど…、」
ロー「…それは言えない」
託「……そう」
蓮「こう答えるんですから濡れ衣の線が強いですよね。だって、人狼ならただの村人だって嘘を吐いた方が自衛できるんですもの。答えられない、だなんて曖昧な答えを用意しないと思います」
カルナダ「本当に人狼だとしたら、あまりにも考えが浅はかすぎるやり方だろう」
尋斗「ちょっと待なよォ。濡れ衣って方向で話が進んでるけど、それってなくない?…僕は彼が人狼で間違いないと思ってるよ?」
慧「え、どうしてだ?」
尋斗「だって、ゲームで恋人が死んだってのにさっきからあんまりにも反応薄くない?それって夜が明ける前から犠牲者だって知ってたってことォ?もしレンレンが殺されたら僕泣くよ?」
蓮「尋斗がいなくなっても俺は泣きませんけど?」
鳳「まぁ、ゲームだしな」
霧島「ぇ、俺が喰い殺されちゃっても志貴泣かないの?泣いてくれないの!?」
鳳「……泣かねぇぞ」
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