こんな穏やかな昼。
「ひ、まー……ですね」
もうそろそろ秋だというのに気温はあり得ない数字を叩き出している。そんな昼下がり。
何をするでもなく床に転がりただぼーっとする。
「……そうだね」
「でも、」
「でも?」
「こうやって雲雀さんとゆっくりするのなんて、初めてだから…」
すごく、充実してます。
そう言った途端、二人して頬を朱に染め、無言になる。
そんな沈黙も心地好く思えるのはきっと、相手がすごく好きだから。
こんな穏やかな昼。
(好き、だよ…綱吉)(はい、知ってます)
080827
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