公安

本日よりこちらに配属となりました沢田結羅と申します。
今までの部署ではー…



手短に挨拶を済ませ、デスクを整理して簡単な説明を聞いて挨拶回りにー…とやるべき事がたくさんあって一瞬でも気を抜けばパニックになってしまいそうなくらい忙しい
こんなに覚えなきゃいけないことが多いのはボンゴレボス補佐に就任して以来かも


リボーンが作成した偽の履歴をリボーンのねっちょりした指導の元、頭に叩きこんだそのお陰で前の職場のことを質問されてもすんなりと答えることが出来たからなにも不審がられてはいないはず





「風見だ」

「沢田結羅です。
ご指導よろしくお願いします!」




新人らしくフレッシュを心がけて勢い良くお辞儀をすれば素っ気ない返事が返ってきた


私の教育係に任命された風見先輩は眼鏡をかけていてなんだか気難しそうな人、と言うのが第一印象

だったけれど、よく話してみると実際は少し頭はかたいものの"とある上司"のことをすごく尊敬してる上に忠実な部下だってことが分かった
とても厳しいけれど尊敬に値するような人らしい





「その人のこともっとよく知りたいです」

「詳しくは言えないんだがー…」




詳しくは言えないと前置きをしながらもその人のことを興奮気味に語り出した風見さんはボンゴレにもいるボスに忠実なあの人を思い出させるには充分だった
こういうタイプの部下って1人はいるものなのかな











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