★セシリア夫人★

セシルは白いドレスを身にまとって、藤の椅子に座っている。
フリルのたくさん付いたドレス。

「ご機嫌麗しゅう、セシリア陛下」
バロン王は恭しくセシルの手をとると、白いレースの手袋に覆われた甲に口づけた。

「陛下、おみ脚を」
そう言って、王はセシルの前に跪き、セシルの脚のつま先に口づけた。
白いハイヒールを履いたセシルの脚を自分の手の上に乗せる。
先のとがったエナメルの靴。
王はセシルの小さく優美な脚先を、自らの股間に招いた。
「さあ、踏んでください」
ハイヒールを自らの股間にぴったりとくっつけ、バロン王は猫撫で声を上げる。
セシルは藤の肘掛けに手を置き、体を前に乗り出すと、バロン王の股間を踏みにじった。
ぎりぎりと音が立ちそうな程踏みつける。
「あぁ、もっと強く!ヒールの先で踏んでください」
王が悶える。
セシルは更に身を乗り出し、尖ったヒールの先をバロン王の切先に充てる。
ヒールは王の肉にきつく食い込んでいく。
王は痛みと快楽に完全に息が上がっている。
「うぅっ」
呻くと、セシルの靴めがけて、発射した。
セシルのエナメルの靴に白濁が飛びちる。
「申し訳ございません陛下。お靴を汚しました」
そう言うと、重力に従い、どろどろと垂れている自らの飛沫に舌を這わせた。

靴裏をきれいに舐めとると、ハイヒールを脱がせた。
白いストッキングに覆われたセシルのつま先が現れる。
王はつま先を口に含む。ねぶるように舐めると、ストッキングは王の唾液を吸い、どんどん湿って行った。
その感触に、セシルは鳥肌を立て、身をよじる。
ストッキングの色が変わる程度に舐めると、王はつま先の布を手で引きちぎった。
ピィっと鋭い音を立て、ストッキングが裂ける。

露わになったセシルの指を、今度は直接口に含む。
親指を咥え、根元までを厚い舌でねぶる。
指を一本一本舐められ、セシルが腰をくねらせる。
くすぐったさの中に、ゆるやかな快感が混じる。

王は舌先を、ふくらはぎの方まで伸ばした。
膝のくぼみを一周し、太股まで上って行く。
太股の内側を舐められると、セシルは腰をよじって逃げようとする。
王はセシルの腿に歯をたて、白い肉に歯形を残る。
残ったでこぼこに更に舌を這わせる。

そして、セシルの両足を大きく開き、藤の椅子の肘掛けに置く。
白いレースとリボンが揺れるスカートをまくり上げ、セシルの中心を舐め上げる。
「ふぅっ・・・あっ・・・」
セシルのまだ小さなそれは、王の口の中にすっぽりと収まり、熱い舌を絡ませられる。
脚を大きく開き、腰を押さえつけられた格好になり、セシルは成す術もなく貪られる。
太股が痙攣する。

王は舌を更にセシルの内奥に伸ばす。
セシルの双丘を書きわけると、その中に息づく蕾に舌を這わせた。
皺の一本一本を伸ばすように舐め拡げて行く。
「んぅ・・・はぁ・・・」
ぬるぬると中に入り込んでくる舌にセシルは腰を浮かす。
とがらせた舌を出来得る限り、セシルの奥に突き入れると、小刻みに動かす。
「はぁああっ」
セシルが喘ぐ。そこにはくすぐったさのみならず、明らかに快感も含まれていた。

王は自身を取り出すと、セシルの蕾に宛がった。
「陛下、ご無礼をお許しください」
ゆっくりと挿入していく。
「あぁっ・・・あっ・・・」
セシルは肘掛けを握りしめ、衝撃に耐える。
全ておさめきると、王はセシルのレースの手袋をまとった手を結合部に持っていく。
「あぁ、陛下。陛下をわたくしの醜い肉が貫いております」
王の唾液と分泌液が、手袋を濡らして行く。
「陛下、わたくしを感じて頂けていますか」
そう言って小刻みに律動する。
「あっ、あ、はぁ、あぅ」
セシルは薄い胸を上下させながら耐える。鎖骨が美しく浮き上がったデコルテを、白ばらのコサージュが飾る優美な胸。
徐々に律動を早めて行くと、ドレスは膨らみの無い胸を押さえていることができなくなり、摩擦でずり下がった。
セシルの乳首が露わになる。
「陛下、白ばらの中に、赤いバラの蕾をお隠しだったのですね」
そういうと、セシルの胸の突起をつまみあげる。
「あぁっ、はっ、んん、あぁ」
こねるように左右に引き延ばす。
「開花のお手伝いをいたしましょう。白ばらに負けないくらい鮮やかに咲かせてご覧に入れます」
親指でくりくりと弄ぶと、薄い赤色だったそれは、徐々に色づき、固く芯を持ち始める。
「はぁ・・あん・・・」
セシルは目尻に涙を浮かべながら喘ぐ。
藤の椅子がガタガタと揺れるほど、中を突かれ、そして胸も同時にいじられる。
「ご覧ください。綻んで参りました」
セシルの乳首は腫れたように赤くなった。

「ぐぅ、陛下。そろそろ限界です」
王は腰の動きを更に早める。
「陛下の中を汚すなどと。あぁ、わたくしには許されません」
王は絶叫しながら、腰を深く突き入れ、背中を反らせる。
「うぁ・・あぁ・・っ!あぁぁ」
セシルも叫び、中に吐き出された熱い精液に体を震わせる。

萎えたものをセシルの中からずるりと引き抜く。蕾からは一筋の白濁が流れ出る。
その様子に満足した王は、セシルの脚を膝掛けから降ろす。
まくりあげたスカートを再び掛ける。
セシルの呼吸に合わせて上下する胸にも、ずり落ちたドレスをかけてやった。
コサージュは再び優美な姿を取り戻した。
藤の椅子に座るセシルはまた人形のような気品と清廉さを取り戻す。

「さぁ、陛下、午後のお散歩へ出かけましょう。陛下の白ばらがきれいに咲いていますよ」
また恭しくセシルの手を取り、セシルを立ち上がらせる。
「んぅ・・・」
脚を伝う王の名残りに身を震わせながら、セシルは明るい日差しの差す、庭へ連れ出された。

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最初、セシル視点の一人称で書いていたのですが、「陛下のおちんちんが、僕のお尻の〜」とかそういう表現、私にはむりだったので、3人称に変更しました。



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