★ラプンツェル★

竜騎士に最も必要なもの。それは跳躍力。
父が俺の年のころにはすでに、ジャンプを習得していたという。
毎日の鍛錬で、高く跳べるようになったが、まだまだ完成にはほど遠かった。
俺は自分の跳躍力を試したいと思った。

セシルのいる、あの塔へ登ってみたい。
そのためにジャンプの練習をしていたのか、跳躍力が伸びたのでそれを望んだのか。
そんなことを考えながら、塔の真下まで来た。
日が暮れかけており、セシルの塔には蝋燭の光がぼんやりと灯っていた。
セシルは塔の中にいるようだ。

早速飛んでみる。
1回目、セシルの塔の窓枠に手が掛ったが、そのまま落下してしまった。
2回目、今度こそ、窓に取りつき、部屋の中へ入ることができた。

「うわあ!カイン」
セシルは勉強机に向いながら、突然現れた俺の姿に驚いた。
君はなんでも出来るんだね。それってジャンプでしょう!?と笑っていた。

セシルの部屋。
俺がここを初めて見た時と何ら変わっていない。
王が与えた部屋という割に、装飾品もなく、シンプルというよりかは、殺伐としてさえいる。
学校のこと、弓のこと、剣のことなどを話しているうちにすっかり日が暮れてしまった。

セシルは突然、何かに気が付いたような顔をし、小声で言った。
「カイン、そろそろ陛下が来る時間だ。ここの中へ隠れていて」
そう言うと、クローゼットの中に俺を押し込んだ。

間もなく、ドアがノックされ、陛下が部屋に入ってきた。
「陛下、ごきげんよう」
セシルが挨拶をする。
陛下は上機嫌でセシルのとこへ寄っていく。
セシルをベッドに座らせると、セシルの顎を掴み、上向かせ、キスをした。
くちゅくちゅという音がする。舌を入れ込んでいるんだ。
「はぁ、ふぅん・・・んん」
セシルが苦しそうに呼吸する。

すると、陛下はセシルのブラウスに手をかけた。
制服のリボンタイが抜かれ、ボタンが外される。
ブラウスを左右に広げると、陛下はセシルの胸元に顔を埋めた。
「あっ、あっ・・・あぁん・・・はぁ」
セシルが短い声を上げる。陛下はセシルの乳首を舐めているらしい。
「んっ、んっ・・あっ・・・」
セシルがもじもじと腰を揺らしだすと、陛下はセシルのズボンを脱がせた。

脚を広げると、いきなりセシルのあれを舐めた。
「あぅ・・ああっ、あっ・・・ああぁ」
セシルが暴れるように首を振る。
嫌がっているのではない。快感を感じているんだ。
陛下は、あれを舐めながら、指でセシルの後孔をいじりだした。
指がどんどん埋まっていく。
「ああっ、あん、あっ、へいかぁ、ああ」
指を小刻みに動かすと、セシルの腰の動きはどんどん大きくなっていった。
「やぁ、ああっ、はっ・・・ああぁ!」
セシルの体がガクガクと震える。はぁはぁと大きく息を弾ませるセシル。
ぐったりと動かなくなったセシルの前で、服を脱ぐ陛下。

陛下もあれを取り出すと、セシルの頭を掴んだ。
銀色の髪に手を入れると、セシルにあれを持たせ、舐めさせた。
ぴちゃぴちゃという音がする。

しばらくなめさせてから、陛下はもうよい、というと、セシルを仰向けに寝かせ、脚を開かせる。
そして、あれをセシルの後孔に擦りつけ、中に入れてしまった。
「ああっ」
セシルが大きな声をあげる。しかし、それは痛いからではなさそうだ。
陛下が腰を動かし、セシルの後孔から出たり入ったりを繰り返す。
「んんぅ・・ああっ、あ、あ、はぅん・・・あぁ」
前に俺が見た光景と同じだ。
あれはセシルを打ち据えていたわけじゃなかった。

陛下はセシルを揺さぶる腰の動きを一度止め、また動き出した。
すると、今度はぬちゃぬちゃという音が大きく響いた。
「ああ!あぁ、やぁ、あ、あ、うぅっ、はぁ」
セシルは更に大きく揺さぶられ、ベッドから落ちそうになっている。
「ああぁあ!」
ひと際大きな声をあげると、セシルは気を失ったようだ。

陛下はセシルの中から出て行くと、脚を広げ、後孔に指を突っ込んだ。
中を掻き回すと、白い液体が流れ出てきた。
「はあ・・・・あん・・・・んん」
意識の無いセシルが夢見心地で声を発している。
液体を掻きだし終えると、陛下は部屋から出て行った。

「セシル大丈夫か?」
俺はセシルの肩を揺らした。
「あっ、カイン」
とろんとしたすみれ色の目を向ける。
「あれ、カインも?」
セシルが視線を落とした先。俺のあれも恥ずかしいくらいに大きくなってしまっていた。
セシルは何も言わずに、俺のズボンからあれを取り出す。
「セ、シル?」
セシルが舌を這わすと、ものすごい快感に襲われた。
「くっ・・・」
俺は呻いた。セシルは俺のを口に入れると、頭を上下させた。
思わず、俺はセシルの髪に手を差し込んだ。バラの香りのする髪。きれいな銀色。
頭が真っ白になるほどの快楽。
俺はセシルの口の中に出してしまった。
「よかった」
とむにゃむにゃと言うと、セシルは再び眠りに落ちてしまった。

俺はズボンを直し、セシルの体に布団をかけると、急いで塔から出て行った。
腰がふわふわした感覚が抜けず、着地に失敗した。

陛下とセシルの関係。親子のそれでもなく、養子にしたようにも見えない。
陛下はセシルに無体なことをするために、どこからか連れてきたに違いない。
異国から?それとも天界からか、幻獣の世界からか。

いつの日か、陛下を殺そうと誓った。

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