★暗黒竜騎士★

DS版FF4やってて思ったんですけど、カインがデカントアビリティ「あんこく」を装備したら暗黒竜騎士になるんですよね。

「あんこく」を装備することで、セシルが素肌に暗黒の鎧を装備する時の苦痛とか、あんこくを放つ時のダメージとかを体験できるカイン。
あんこく+ジャンプで敵に大ダメージを与えられるけど、同時に自分も傷つくカイン。
それを見ていられないセシル。
「暗黒を使いすぎると、こちらの世界に戻って来られなくなる」
みたいな、闇堕ちするからやめろ的なセリフを言います。
でもカインは
「それはお前だって同じだろう?暗黒騎士として赤い翼を指揮していた時、お前は今の俺とは比べ物にならないほど傷を負っていただろ?」
と反論。
「それを見ていた俺は、お前に暗黒を使うなと何度忠告したか、覚えていないとは言わせないぞ」
そう言われてセシルは自分の戦闘スタイルを見直します。
随分自虐的に戦っていたんだなぁと反省。

暗黒を使えるのは自分一人だったので、カインと同じ痛みを共有できるようになって、少し心が落ち着きます。
しかし、カインは敵が強くなれば強くなるほど、暗黒に頼ることになります。
暗黒と同化し初めて、鎧と体が一体化して脱げなくなっちゃうとか。
アビリティ装備で、簡単に暗黒を使えるようになったため、セシルみたいに正式な手段で暗黒騎士になったわけじゃないので、メンタル面の修業が足りないカイン。
暗黒を使うことがいかに大変で、失敗すると取り返しがつかないものなのかを身をもって体験します。

というのが1周目。

2周目に行く時、カインは「あんこく」アビリティを引き継げるんですよね。
暗黒竜騎士として第2の人生を歩むカイン。
暗黒騎士として鍛錬するセシルのところに、自分も暗黒竜騎士になったと言って、現れるカイン。
カインは1周目の記憶はあまりありませんが、あんこくを持っていることで、陛下が敵に殺されていたこととか、あんこくを亡き陛下から盗んだことなんかを覚えています。
知ってて何も言わないカイン。
セシルはカインも同じ暗黒を使えることが嬉しくて仕方ありません。
自分だけがバロンで暗黒を使えるんだと思って、なんとなく心細く、自分は今後、暗黒とうまく付き合っていかれるのか心配していましたが、カインがいれば安心。

そして、ミスト行きを言い渡される二人。
陛下の命令に疑問を持ちつつも、カインがいることで気を強く持てるセシル。
カイセシが二人とも暗黒騎士だったら、ストーリーが違っていたような気もします。
バロンから離反することなく、陛下に従います。
カインは、陛下が別人になっていることを知っていますが、セシルと一緒に戦えることの方が嬉しいので何も言いません。
むしろ、弱音を吐くセシルを励ますカイン。
「陛下しかわからない考えもある。俺たちは戦うことで陛下に報いるんだ。なんとかなるだろ」

王の操り人形の如く、戦いまくる二人。
そして、なんとかならないところまで行きます。

暗黒騎士の経歴が長くなりすぎて、セシルが闇堕ち。
素肌に暗黒の鎧を打ち付けてるセシルの方が、デカント装備チート暗黒のカインよりも負担が大きいので、先に堕ちます。
狂戦士になったセシルにとどめをさすカインも萌えるし、ゴルベーザ兄さんにスリプルをかけてもらって保存してもらうのも萌える。
強力にスリプルをかけて、二度と目覚めないようにしたカインは、眠り姫のようにセシルを扱います。
その後は、自分も闇に堕ちるまで戦い続けます。

二人とも闇堕ちエンディング。
狂戦士カインにスリプルかけるゴルベーザ。
二人とも仲良く、永遠の眠り。
なぜ命を危うくすることが分かっていて、二人はこれほどまで戦ったのだろうと疑問に想います。
特に、カインはセシルなき世界で気が狂うまで戦うなんて、本当に正気の沙汰じゃないなと思います。

そして、フースーヤから真実を知らされたゴルベーザは、セシルの亡骸の上で泣けばいいんですよ。
カインの亡骸を見ながら、そういえば1周目のカインも何を考えているのかわからない奴だったな、本当はこうなることを知っていて何も言わずに暗黒を使い続けたんだ。
セシルが聖騎士になるルートを故意に阻むカイン。
「お前はこれで満足だったのか?」と物言わぬカインに問いかけます。

恐らく、セシルが闇堕ちしたら、カインは自分も闇堕ちするまで戦う決意をしそうな気がします。
セシルと同じ場所まで行きたいカイン。
途中で安全策に走って、自分だけ助かろうとは考えなさそう。
でも、セシルはカインが先に闇堕ちしたら、暗黒はヤバいって思ってさっさと他のルートに行きそうです。
世界に平和をもたらすことの方がカインより大事なので、聖騎士になる方法をミシディアで教えられたら、すぐにそれを実行。

ゴルベーザがメテオ勝利ルート、または改心したカインが聖竜騎士になって勝利ルートで3周目に移行。
カインの葛藤がスタート。
DDFFだったら何回死んでもオッケーだったのに、この世界だと2回までしかリセットできない。
しかも1回目はストーリーとしては成功したけど、カイセシ的には最悪のエンディング
2回目は共倒れだった
どうしたら二人で幸せになれるんだーと悶々としながら生活する。
カイナッツォ陛下を物凄い目で睨みつけながら、そもそもお前がいなかったらセシルは暗黒騎士にならなかったし、ゴルベーザが今正気に戻れば世界は平和だったー!
ゴルベーザに奇襲かけまくる(お前、セシルの兄さんだろー!?なんで覚えてねぇんだよぉー!2周してるのにまだ正気に戻らないのかよー!とジャンプで攻撃しながら騒ぎまくるけど、何を言っている?と冷たく言われてサンダガ喰らう)けど、失敗して催眠術で黙らされるカイン。
不安要素しかない3周目がスタート。

二人とも聖騎士になるハッピーエンディングが一番いいと思うんですけども。
それはジアフターまでまたないといけないので。

カインは、セシルと共に歩むことは不可能だと悟ります。
そして、ゴルベーザに操られながら、戦況を確認して、セシルが闇堕ちしないように調節しながらゼロムスに勝利。
そして、今生の別れと思いながら試練の山へ撤退。
セシルと一緒に戦い続けるというルートはなかったんだと思いますが、バロンの街に平和が戻って、セシルに新しい家族ができたことを祝福するカイン。
あんこくも装備していますが、使いません。
そして、この孤独な修行の日々にあたたかさを与えてくれるのは、デカントアビリティ「セシルへのおもい」です。


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