★ミシディアの長老★

小説で本編には出て来ない設定が読めると聞いて、買ってきました。
アマゾン1円中古。
こんな少ない文字数で、あの厖大なストーリーを全部語れるってすごいですね。
しかも、本編をなぞっただけでなく、追加設定まで盛り込んでいるとは。

初めて知ったこと
@ミシディアの長老の名前はミンウ
Aデビルロードを通ると、自分が死ぬまでの運命が見られる

長老は一体どこまで運命を見通していたんだろうと、考えていました。
ゲームの本編でも、小説版でも、「竜の口より生れしもの」の伝承がどこからやってきて、それが何を意味しているのかまでは知らないようでしたけど。

というところから萌えを出発して、短編・アカシックレコードを書いてみました。

以下、勝手な妄想
クルーヤの教えを最初に聞いたのがミンウ。
(月から来た時に使用した魔道船がミシディア付近の海に沈んでいるということは最初に来たのはミシディアでは?)
ミンウはミシディアの町を起こすんですけど、長老制度で町を運営して、代々長老はミンウと名乗ります。
クルーヤは初代ミンウにだけは打ち解けて、自分の出生や青き星と月の民の関係などを話します。
その秘密を守り続けるミンウ。
次の長老にのみ、それを伝承します。
クルーヤはクリエイターがクリスタルを作って、クリスタルが青き星の歴史を記録しているということは知りません。よって、ミンウも知りません。
クルーヤがクリスタルを作り出して、それによって、神秘的な力を青き星の民も使えるようになったと考えています。
自分達には、クルーヤのように、無から有を作り出すような力を持っていない。
分化を作りあげられるのは、月の民だけなんだ、ということを悟ります。

クルーヤの方でも、青き星を進化させたいとは思っているんですけど、それは青き星の民が自主的に進化させていって欲しいという願いもあります。
月の民の文化まる写しではなく、青き星独自の文化にしていきたい。
しかし、青き星の民にはそこまでの能力がありません。

デビルロードや飛空挺を青き星に伝えましたが、それは悪用されるばかり。
クルーヤは後悔しますが、歩みを止めてしまうわけにはいかないので、進化を続けます。
ミンウもミシディアで魔法文化を作っていきます。
クルーヤがどこからやってきて、何を伝えたかを伝承します。
しかし、どこへ向かって進化していくのかまでは知りません。
現長老ミンウは、クルーヤと青き星の民の間に子供が2人いる、ということを知ります。
クルーヤが亡くなった場合、運命を切り開いていけるのはこの2人のみ。
そして、クルーヤがミシディアに置いて行った魔道船を守り続けます。
その魔道船が未来に使われることはあるのか、その場合誰がどのように使うのか、は知りません。

なんとなく、ミシディアの長老の役割というのは、この魔道船が2回目に使われる時に封印を破ることにあるような気がします。
封印を破ったらお役御免。

現長老は、世界の様子がおかしくなっていることに気が付きます。
そして、それを引き起こしたのはクルーヤの長男らしいということを悟ります。
やはり、世界情勢を変えるほどのことが出来るのは月の民なのだな、と思います。
ここで青き星が滅ぼされるのもまた運命。月の民の決定を青き星の民が覆せるはずがありません。
二人目の子供、次男はどこで何をしているんだろうと思います。
そして、クリスタルを奪われた後、セシルがミシディアに漂着し、パラディンになった時に悟ります。
この次男が魔道船に乗って、悪しきものと戦うんだ。
自分はそのために魔道船を用意するのが仕事。
そこから先は誰にもわからない。クルーヤも知らないだろう。
セシルが勝つかもしれないし、ゴルベーザが勝って青き星は焼き尽くされるかもしれない。
と思いながら、旅立つセシルの背中を見送ります。

短編で書いたのは、セシルを見送った後にカインがミシディアに来て、長老を殺す、というストーリー。
長老はカインの焦燥感や劣等感を理解して、憐みと嘲弄と二つの感情を抱きます。
幼馴染が大活躍していることで、心の闇を育てているカインですが、そもそも青き星の民のカインが選ばれた文化創設の月の民セシルに勝てるはずがありません。
長老はデビルロードを通る時に自分の運命を見通しています。
リチャードの息子に殺されるとはな。
しかし、魔道船の封印を解くという自分の役目が終わった後の死なので、なんら後悔するようなことはありません。
ミンウは世界の革命みたいな出来ごとが起きているのに、自分はその中心には近寄れないんだということに無力感も感じていました。
そして、何もしらない勇猛果敢なカインが、運命の外側で必死になって働いているのを見て、こいつは過去の私に似ている。そして彼も自分の無力を悟るんだろうと思うと、青き星の民って哀れでいとしいなと思って、笑って死にます。

そして残酷にも、セシルは新しい歴史を作る能力があり、青き星の指導者になっていくんだ、ということをカインに悟らせます。
カインはそんな大それた運命をセシルが背負っているはずはないと思うんですが、ゴルベーザも月の民で、実は操られているだけだった、ということが判明した時に、ミンウが言っていたことは事実だったと気が付きます。
歴史を作るのはゴルベーザで、自分は新しい歴史に何らかの形で関わると思っていましたが、正しい選択をしていたのはセシルの方だったと思った時に、瓦解します。
自分は今まで血のにじむような努力をしてきたけれど、それは全て無駄だった。
セシルを中心に回っている運命に、自分もゴルベーザも取り巻かれていただけだった。

と思ったカインは、セシルがバロン国王になることを推薦します。

って感じで、運命に対する妄想をしてたんですけど、セシルが勢いづいていられるのは、悪を前にした時だけって感じがします。
悪者と戦うための能力はありそうですが、青き星を発展させていく能力はなさそう。
飛空挺を武装解除したり、バロンの軍事力が無用の長物となった時に、セシルに一体なにができるのかなー

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