★オペラオムニア カイセシ妄想★

カインがセシルの世話を焼きまくるオペラオムニアカイセシ妄想

お風呂編★☆★☆★

「セシル、何をしている・・・?」
手のひらに石鹸を泡だて続けているセシルにカインは声をかけた。
「何って・・・」
セシルはカインを見上げながら、少し顔をしかめる。
「お前、それで髪を洗おうとしてるんじゃないだろうな」
「そうだけど・・・」
「そうやって毎日手抜きしてるから、朝、髪がひどいことになるんじゃないか」
「あぁー!」
そう言うと、カインはいきなりシャワーでセシルが一生懸命手の中で育てた泡を流してしまった。
「俺のシャンプー使えよ」
「別にいいよ」
「つべこべ言わずに後ろ向け」
シャンプーを手に取り、少し泡立てた後、セシルの髪に手を差し込む。
「自分でできるのに・・・」
カインの大きな手に包まれながらも、セシルは唇を尖らせる。
口調は乱暴なのに、カインの指先はとても優しくセシルに触れる。
マッサージされるごとに、心まで絆されそうになる。
戦いの緊張から束の間解放されたセシルはカインの手のひらの中で少しうとうととしてしまった。
髪にシャワーを充てられた時に、ふと自分が眠りそうになっていることに気がつく。
こうして毎日甲斐甲斐しくカインがセシルのシャンプーを手伝うこととなったおかげで、二人は常に同じ香りに包まれることとなった。
自分の髪からカインの香りを感じることで、カインといつも一緒にいた時代のことを遠い記憶の中に浮かびあげた。

就寝編★☆★☆★

「カイン、もっと離れて寝てよ」
野宿中のテント内でセシルが手を突っぱねてカインを離そうとする。
「この狭いテントで何贅沢なことを言っているんだ」
「そうだけど・・・」
セシルは頬を膨らませ、不機嫌な顔をしながら渋る。
「僕はお前に寝首を掻かれるのは嫌だからね!」
カインに背を向ける形で勢いよく横になると、そのまま丸まって寝てしまう。
子供みたいな様子に、カインは少し口元がゆるむ。
セシルは背後のカインの様子が気になってなかなか寝付けなかった。
しかし、目を閉じている内にすっと眠りの中に入ってしまった。
カインの方でも浅い眠りの中にいたが、目の前のセシルがもぞもぞ動きだしたので、ふと目を覚ました。
無意識のうちにセシルが寝返りをうち、カインの胸に額をくっつける形で眠っている。
少年時代とまるで変わらないセシルの寝相にカインはふふっと笑いを洩らしながら、自分の毛布の中にセシルを入れてやる。

朝、とっくに陽が昇っても、セシルは眠りの中にいた。
カインの腕にすっぽりと収まりながら気持ちよさそうに寝ている。
いつもは眠りが浅く、朝一番早くに起きて、他のみんなのために朝食を作りだすセシル。
気付かぬうちにため込んだ疲れをここで癒しているようだ。
カインはセシルの髪をかきあげ、セシルを起こしてやる。
「セシル、朝だ。もう起きろ」
いつものように頬にチュッと口づける。
「まだ眠いよ、カイン・・・」
セシルの方も、無意識のうちにカインの頬に口づけを返しながら、小さく身じろぎをする。
二人の様子を横目で見ながら、セシルらしからぬ態度に周りにいるメンバーはカインとセシルの関係を勘ぐっている。
憂えているような、疲れているような顔をして、沈黙になりがちなセシルに、健康的な血色が蘇った。

セシルは完全に覚醒すると、またカインに対してよそよそしい態度を取る。
カインの方でも特に咎め立てはしない。
カインに甘えるセシルを周りのみんなは生温かい目で見守ることにした。

朝の身支度編★☆★☆★

「セシル、身支度はきちんとしろ」
まるで母親のように世話を焼いてくるカインにセシルはため息をつく。
「今度はなんだ」
髪を手ぐしでまとめて、兜を被ろうとするセシルは手を止めた。
「髪が毛玉になっているじゃないか」
お前は昔っから寝相が悪いから、とぶつぶつ文句を言いながら、カインが櫛でセシルの毛玉を解く。
「いいだろ、どうせ兜で見えないんだし」
「そういう気の緩みが戦いにも影響するんだ」
「僕、戦いで困ったことなんかないよ。レベルもお前より上だ」
「そんな態度じゃ、今に俺の方が上になる」
さっさとセシルの髪をまとめたカインは、セシルの正面に回ると、紫のルージュをリップブラシに取った。
「カインはちょっと顔が見えているけど、僕は全部隠れるのに」
「いいから、黙れ」
真剣な眼差しでルージュを引かれ、セシルは黙り込んだ。
カインの真っ直ぐな目に照れてしまい、セシルは瞳を反らす。
「ほら、もういいぞ」
解放されて、さっさと兜を被ろうとするセシルを見て、周りは息を飲んだ。
顔が整っているとは思っていたが、カインが手を加えたセシルは見違えるように美しくなっていた。
「カインの言うとおり。身だしなみは大事だ。いつもそうしていた方が良い」
周りからの説得を受け、セシルはしぶしぶカインに従った。

R-18編★☆★☆★

カインは背中にセシルからの視線を感じていた。
ときどき、思い詰めた視線をよこすセシル。
セシルの方ではカインに気づかれていないと思っているらしいが、カインからは手に取るようにセシルの心情がわかった。
さっと勢いよく振り返ると、セシルと目が合う。
セシルはカインがまさかこちらを振り返るとは思っていなかったので、咄嗟に目を反らせない。
「どうした、眠れんのか?」
腰に手を回され、動きを封じられる。
「・・・うん・・・」
その手をなんとか振りほどこうとするが、カインは巧みに距離を詰めてくる。
唇を見つめられ、顔を近づけられた時、セシルは自然と自らの唇を開いた。
―だめだ、絆されてしまう―
セシルははっとして、唇を閉じようとしたが、既にカインから舌を差し込まれた後だった。
ぬるりと舌を絡ませられ、吸い上げるようにされると、セシルは腰から力が抜けてしまった。
「はぁん・・・・ん・・・・ふっ・・・」
咥内を掻き回されながらも、セシルからも舌を絡ます。
潤んだ瞳で求められると、カインも抑えが利かなくなる。
口づけをかわしながら、セシルは自分の乳首が立ちあがっていることを感じていた。
カインの唇が鎖骨に降りてくる。
既に突起が形を変えて、カインを待ち受けていることを知られてしまうのが恥ずかしかった。
吐息がそこにかかる。
その刺激だけで、セシルは肩を震わせた。
「・・・あぁ・・・」
触れられる前から赤く色づいてしまったそこを、カインは愛おしそうに見つめ、甘噛みする。
歯で押しつぶすようにされるだけで、セシルからは嬌声が漏れる。
下肢にカインのものが押し付けられる。
痛いほどに立ちあがったものが、セシルのものを濡らす。
―あぁ、カインも感じたんだ―
セシルは両手で自らのものとカインのものを合わせると、上下に動かしながら梳き上げる。
「はぁ・・・」
カインからも熱い吐息が漏れる。
セシルに前を愛撫されながら、カインが後孔をなぞる。
指がそこをくぐる。
待ち切れないとばかりに締めつけてしまう体の反応の素直さを、最早隠しもしない。
腰がくねり、もっとと強請る。
焦らさないで欲しいと目で訴えかけられ、カインはそこに自身を宛がった。
「・・・あっ・・・」
カインが中に入った時、セシルは気をやってしまった。
熱烈な締め付け。セシルの胎内がカインを揉みしだくように蠢いている。
イッたばかりで、震えているセシルの呼吸が整うのを待つ。
セシルの目尻から涙が一筋零れた。
「カイン・・・・キス、して・・・?」
ゆっくりとカインがセシルに屈みこむ。カイン自身を更に深く迎え入れる。
「ん・・・んぅ・・・はぁん、んふ・・・」
口づけしながら、カインが腰を使い出す。
最奥を突かれながら、咥内をかきまぜられて、セシルは意識が飛んでしまいそうなほど悶えていた。
喘ぎが口の中に反響する。
「んん、ふ・・・あっ、あん、んう」
下肢から絶え間なく水音が聞こえる。
―だめ、これ以上は・・・―
意識を保てない程の快楽に包まれた時、セシルのナカが激しく痙攣する。
「・・・あぁッ、あ・・・あ・・・」
ビクビクと腰が跳ねる。カインもひと際強く締め付けられ、耐えきれずにナカに出した。
カインを奥まで咥えこみ、さらに啜りあげるように蠢く。
セシルは今まで感じたこともない奥の奥に、カインの熱が放出されるのを感じた。
「・・・あぁ・・・熱い・・・」
下腹部を手で押さえながら悶えるセシルに、再びカインは再び口づけた。

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