来年もまたよろしくね


「もう今年も終わりですね」
「そうだね」

私は蕎麦を啜りながら呟いた。隣に座っていたマリオさんが頷いた。
世間では俗にいう大晦日だ。ひとまず正月への準備を終え、蕎麦を食べたり休んだりしていた。

「思えば、またファイターが増えましたね」
「うん。面白いファイター達がまた増えたね」

マリオさんが蕎麦を食べながら周りを見回す。見た先には、マルスさんと会話しているベレトさん、蕎麦ではなくラーメンを食べるミェンミェンさん、外で相変わらず採掘しているスティーブさんがいた。セフィロスさんに関してはこの場に姿がなかった。

「これからもまた、増えるね。ファイター」
「そうですね。私もどんな人がくるかわかりませんが楽しみです」
「はは、そうだね。じゃあ、ななし。来年もまたよろしくね」
「はい、来年もよろしくお願いします」

私とマリオさんはペコリ、とお辞儀をした。来年はどんな年になるか楽しみだ。

戻る

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -