元日からの乱闘


「ふう、元日から乱闘だなんて、みなさん張り切ってますね」

私はそう呟いて男控室の水やタオルを準備する。
今日は1月1日。俗にいう元旦だ。
元旦とはいえ乱闘に休みはないのだ。

「あ、次の人が来ましたね」

ドタバタしてる中、次の乱闘に出る人がやってくる。
どうやら次の乱闘に出る人はピカチュウ、トゥーンリンク、フォックスさん、ゲッコウガさんのようだ。
私は控室に入ってきた2人と2体に水を渡す。

「ああ、ありがとう。ななし」
「ピカピーカ」
「タオルは近くに置いておきますね」
「僕達、元旦から乱闘ばっかであまり正月って感じがしないよ」
「そうですね。マスターから『今日は元旦だからおせちとお雑煮を作ってるよ』とは言ってましたが」
「えっ、おせちやお雑煮があるの!」
「はい。マスターが直々に作っていると聞きました」
「これは頑張って勝ちにいかないとな。悪いが手加減はしないぞ」
「それはお互い様です!」
「ピカ!」
「……コウ!」
「前の4人が今結果発表に移ったのでそろそろ準備、お願いします!」

私の合図と共に、4人は乱闘フィールドに向かう。
それと同時に、終わった4人が戻ってくる。
私はつかさず水とタオルを渡しに向かうのだった。


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