大好きなお兄ちゃん 【14】
こんなに痛いの！？
必死にお兄ちゃんの腕にしがみついて痛みに耐えるけど涙が止まらない。
「まだ先っぽだけだって、ほら大きく息を吸って吐いてー」
言葉に合わせて息を吐くとズズッとさらに奥に入ってくる。
嘘ぉ…こんなに痛いなんて知らないもん。
「花音頑張って、あとちょ…っと…はぁっ…」
い、痛い…よぅ。
痛みを堪えてお兄ちゃんの顔を見るとさっきよりも余裕のない顔をして時々顔を歪めた。
「あぁ…っ…すげぇ…キツイ…はぁっ…」
「ん…い…痛っ…お…兄…ちゃん」
中に中に入ろうとしていた動きが止まった。
お兄ちゃんの手が私の髪や頬を撫でる。
「大丈夫？辛くない？」
心配そうに声を掛けてくれて首を縦に振るのが精一杯。
本当は痛くて痛くて今すぐにでも抜いて欲しい。
だけどお願いしたのは私だもん。
どうしてもお兄ちゃんにバージンをあげたいのっ。
「花音キスしよっか」
私の返事を待たずに唇を合わせてさっきよりも激しく舌を絡めて私も必死にそれに応えた。
止まっていた動きがまた再開した。
「んっ…ふぅっ…はぅ…んんーーっ」
ズンッと勢いよく中に入ったと思ったら唇が離れた。
「入ったよ。無事貫通！感想は？」
笑顔で聞かれても…何も答えられないよぅ。
「動くよ。まだ痛いと思うけど…」
ゆっくりと出し入れが始まった。
最初はただ痛いだけで唇を噛んで耐えるのが精一杯だったのにだんだんと体が熱くなってきた。
「あっ…あんっ…いぃ…」
「俺もすげぇ…いぃ…花音」
お兄ちゃんのえっちな声に余計に感じてしまう。
「あぁっ…また締まるぅ…もぅ…くそっ…」
さっきよりも腰の動きが段々と激しく打ち付けるように動くとまた痛さが甦ってくる。
「もぅ…う、動いちゃだめぇ…」
いやぁっ！
急にお兄ちゃんが私の足を抱えて体を二つに折り曲げるような体勢になると今までよりも深く中に突き刺さった。
「んぁっ…痛っ！おにぃ…ちゃっ…」
「はぁっ…あぁっ！いいっ！…花音っ！あぁ…っく！！」
激しく腰を打ち付けられながら、必死に痛みを耐えているともう意識がどこかへ行きそうだった。
遠ざかる意識の中でお兄ちゃんのモノが一瞬大きく膨らんだような感じがした。
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