『-one-』

好きだから空回り P16


「これからする質問にちゃんと答えてね」

 ソファの上で陸は足の間に麻衣を座らせた。

 後ろから手を回して麻衣の腰を抱く。

「悠斗と二人で外で何してたの?」

「飲みすぎて酔い醒まそうと思って」

 俯きながらボソボソと答える麻衣に陸はうなじにチュッとキスををする。

「なんで服掴んだ?」

「み、見てたの?あれは無意識で…」

 陸は慌てて振り返った麻衣の服の下に手を入れた。

 ギュッとブラの上から胸を掴むと麻衣は小さな声を上げた。

「ふーん…俺が踊ってるの見てヤキモチ妬いた?」

「あっ…ん」

 陸の指がブラの中へ入り込んで指先が敏感な蕾を転がす。

 柔らかかった蕾は転がすうちに徐々に硬さを増してきた。

「答えて?」

 わざと耳元で囁く。

 陸は指の動きを緩めずに麻衣を攻める。

「妬いた…の…ヤキモチ…妬いた…んぅっ」

 感じ始めた麻衣の体に陸も体が熱くなってくる。

 熱い息を吐きながら指の先で弄ぶ蕾をグリグリと押し込んだ。

「ねぇ…それなのに悠斗がいいの?」

「ち、違う…のっ…あぁっん」

 耳をペロッと舐めると麻衣は顎を突き出して上を向いた。

「お詫びにキスして?この前みたいのじゃダメだよ?」

 陸は意地悪な声で麻衣に囁いた。

 振り向いた麻衣はジッと陸の顔を見ると意地悪な目をして笑っている。

 麻衣は目を見つめながら舌を伸ばすと舌先で陸の唇の輪郭をなぞる。

 一周、二周、三周…。

 それから目を閉じてゆっくりと唇を重ねた。

 舌を差し入れてクチュクチュと絡ませて唇を離すと麻衣は恥ずかしそうに陸の首筋に顔を埋めた。

「合格。それで…昨日は何であんな格好してた?化粧までして」

 陸の手がスカートの中に入り込む。

 足の付け根を指が行ったり来たりする度に麻衣の息が荒くなる。

「麻衣?答えられない?」

「陸が…ぁっ…来てくれないから」

「来てくれないから?」

「あぁっ…もっ…陸ぅ」

 下着の上から円を描くように何度も何度も指が往復する。

 もどかしい愛撫に麻衣は体をくねらせた。

 けれど陸はワザと指を離した。

「ちゃんと答えて?」

「陸に…見て欲しかったの…」

「あんなに胸の開いた服を着て短いスカート履いて?」

「…ん。可愛い服着たら陸が…っ…来てくれると思ってぇ」

 陸は昂った感情を抑えるために軽く息を吐いた。

 腕の中の麻衣に激しく欲情してこのまま押し倒したい気持ちを堪えて指を下着の中へと滑り込ませた。

 熱く湿った中を指で探った。


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