『-one-』
公認彼氏 P24
麻衣の口内からゆっくり引き抜くと先端から白い糸が唇まで伝った。
飲み下せなかったのか麻衣の口角から同じように零れている。
「コホッ…ック…ンクッ…コホンッ」
麻衣は少しむせていたが落ち着いたのか俺の顔を見上げた。
その表情はうっとりとしている。
水を口に含むと口移しで水を飲ませてやると嬉しそうに頬を緩めた。
「ありがと…」
「ん? お仕置きが嬉しかったの?」
「違う…もうお仕置きしないでぇ…」
「こんなに濡らして悦んでちゃ…お仕置きじゃないでしょ?」
手を伸ばして麻衣の足の間に手を伸ばした。
指先が触れただけでクチュと音が立つほど濡れそぼっているそこはさっきも熟しているように柔らかい。
蜜壷の入り口を円を描くようになぞる。
「あっ…あぁっ…」
もう快感に抗うことをしない麻衣は腰をくねらせた。
(もう…限界)
さっき吐き出したばかりなのにもう硬さを取り戻した自身が中へ入りたいとビクビク揺れている。
「気持ち良くなりたい?」
クチュクチュと愛撫されながら麻衣は何度も頷いた。
だが俺は麻衣から手を離すとトロンと今にも蕩けてしまいそうな瞳を見つめた。
「エッチな言葉でおねだりしてごらん?」
お仕置きはこれくらいで終わらせてあげるよ。
どこまでがお仕置きだったのかかなり怪しいけれど恥ずかしがる麻衣を見られただけで気持ちはとっくに満足している。
こんなのはもうただの意地悪だ。
恥ずかしがりながらも麻衣は口を開いた。
「太くて硬いのが欲しいの…ちょうだい?」
麻衣らしいおねだりの仕方だった。
本当はもっと言わせたいけれどとにかく今は熱を静めたくて麻衣の拘束を解いた。
足も床に付けてやるとホッとした麻衣を立たせて窓際へと手を引いた。
「り…陸…?」
何をするのかと不安そうな顔で振り返った。
「気持ち良くして上げるよ。ここでね?」
「え…えぇっ?」
「これが最後のお仕置きだよ…」
後から囁きながら手を伸ばすと両手でカーテンを開いた。
窓の向こうには市内の夜景が広がっている。
「イヤァッ!! 見えちゃうっ!」
「誰も覗くわけないよ。もし覗く奴がいたら思いっきり見せ付ければいいよ」
麻衣の腰を引き寄せると何の前触れもなく一気に押し込んだ。
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