『-one-』

公認彼氏 P21


 膝を押さえていた手を太ももの上を滑らせながら真ん中へと寄せていく。

「麻衣はお仕置きで感じちゃう淫乱じゃないよね?」

「違ぅ〜違うのぉ」

「じゃあ濡れてないか確認してもいい?」

 ゆっくりと柔肉に指を掛けた。

「だめぇっ!」

「何がだめなのかなぁ?」

 悲痛な麻衣の訴えをとぼけて受け流しながら指を左右に引いた。

 開くとクチュと濡れた音がして奥に湛えていた蜜がとろりと流れ出した。

「あぁっ…」

 自分でも感じ取ったのか麻衣は諦めたような声を上げた。

 しっかりと潤んだ奥は熟れた果実のように赤く色づき芳醇な香りが漂った。

「これ…なぁに?」

 流れ出した一筋の雫を指で掬うと麻衣の目の前に差し出した。

 麻衣はギュッと目を閉じて顔をそむけた。

「感じてないなんて嘘でしょ? 下のお口がパクパク動いてるよ。もしかして何か欲しいのかな?」

「もう…許してぇ…お願いだからぁ」

(うぅっ…確かに…)

 腰の辺りがムズムズしてきて今すぐにでも麻衣の中へ入りたい衝動に駆られる。

 しかも今日は避妊しなくても大丈夫、欲望のすべてを麻衣の中に注ぎ込んでしまいたい。

 だけどもう少し耐えないとな…自分に言い聞かせた。

「こっちはどうかな?」

 花弁を指先で押し上げて潤んだ泉の上にある核を露わにした。

 プクッと膨らんだ花芯が空気に触れると新たな蜜がまた零れ落ちた。

「こんなに大きくしちゃって…やっぱり麻衣はやらしいなぁ」

 ワザと呆れたように言いながら麻衣の蜜で濡らした指先で花芯を撫でた。

「あぁっん!」

 不意に与えられた強い快感に甲高い嬌声を上げて白い喉を仰け反らせた。

(あぁ…すげぇやらしい)

 仄かに明るい光りの中に晒された麻衣のそこに思わず熱い吐息を漏らした。

 どんなに我慢してももう体の昂りは抑えられそうにない。

 花芯を剥き出しにしたまま口を開いた俺は蜜壷の入り口を覆うように口を寄せた。

「んぁっ…!」

 零れる蜜を舌で掬い舐めると体をビクンと震わせた麻衣が一際甲高い声を上げた。

(軽く達ったね…)

 さっきよりも量の増えた愛液が口の中へ流れ込んでくる。

「じゅ…じゅるっ…」

 音を立てて啜ると麻衣は恥ずかしいのか涙声で俺の名前を呼ぶ。

 その声にさらに欲望を掻き立てられた俺は花芯の根元を指先で摘み押し出された花芯を口に含んだ。

 真珠のような粒を口の中で転がし吸い上げ舌先で何度も滑らかな表面を舐めた。

 麻衣は断続的に声を上げて体を震わせていたが散々弄った後に僅かに歯を立てて甘噛みをすると体を弓なりにして絶頂を迎えた。

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