『-one-』

SWEETNESS P33


 しばらく抱きしめていると麻衣が抱きついたまま囁いた。

「もうしないの?」

「したい?」

「陸は…したくない?」

「俺はしたい…」

 少し萎えた自身に力が戻ってくる。

「麻衣は?」

「ん…したい」

「このまま足広げて?」

 陸は麻衣を首に抱きつかせ足を大きく開かせると手を足の間へと滑らせた。

 くちゅ−

 まだしっかりと潤っている。

 陸は中指を奥へと突き立てた。

「んっ」

「はっ…すごいとろとろだよ。指まで蕩けそう」

 指を入れると中に溜まっていた蜜が指を伝って出て来た。

 麻衣の中はとても熱く、溶け出しているんじゃなかと思うほど濡れてそして指を柔らかく締め付けてくる。

 指を抜き差しする度にジュブジュブと音を立てる。

「麻衣…すごいよ…やらしい」

「陸ぅ…気持ちいぃ…」

「…ふ…っ…もう中に入りたい…っ」

 もう堪らなかった。

 さっき出したばかりなのにもう張りつめている。

 陸も麻衣同様いつもより感じていた。

「私もっ…」

「このまま腰上げて?」

 麻衣は陸に掴まったまま腰を上げた。

 陸は手を添えながら先端で麻衣の入り口を探る。

 くちくちと粘着のある音をさせ往復させると一気に突き入れた。

「うぅっん!!」

 麻衣が体を仰け反らせて白い喉を突き出した。

 陸は麻衣の白い喉に吸い付きながら麻衣の体を強く抱きしめた。

「クッ…」

 強い締め付けが陸を襲いまだ動かしていないのに陸は早くも爆発しそうで唇を噛み締めた。

 落ち着くまでは麻衣の胸に顔を埋めたままでいた。

 弾んだ息が少し整うと陸は麻衣の腰を掴もうとしたがそれよりも早く麻衣が腰を揺らし始めた。

「ん…っ…おっきぃ…」

 思わず出てしまったような呟きに陸はやられてしまった。

 危うく出そうになるのを奥歯を噛み締めてギリギリのところで堪えた。

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