『-one-』

SWEETNESS P27


 手を添えながら麻衣が舌先で先端を舐める。

 敏感な先端から快感が一気に体を駆け巡った。

 ペロペロと何度か舐めると先端からジワッと滲み出てきたそれを麻衣はチュッと吸った。

「んぅっ!」

 クッションにもたれながら体をビクッとさせた。

「うぅっ…ぅ…」

 麻衣の舌先が先端の割れ目に入り込んできた。

 チュッと吸ったかと思うと柔らかい舌先が割れ目をくすぐる。

 陸のモノは更に硬さを増してビクビクと動いた。

「麻衣…ッ」

 手を麻衣の頭に置いて声を掛けた。

 それが合図になったかのように麻衣は大きく口を開いて咥えこんでいく。

「はぁ…気持ちいいよ」

 陸は咥えている麻衣の顔が見えるように髪をかき上げた。

 目を伏せ気味に咥える麻衣の横顔を見た。

 陸は思わずゴクッと喉を鳴らすと麻衣の中のモノがさらに膨らんだ。

「んぅっ…んむ…ふぅ…」

 頭を上下させている麻衣が時々くぐもった声を出す。

 積極的な麻衣は舌使いもいつもよりも大胆だった。

 唇で全体を扱かれながら尖らせた舌が裏筋を舐め上げる。

「あぁ…麻衣っ…もっと奥まで咥えられる?」

 興奮した陸は上擦った声を上げた。

 麻衣は応えるように陸の根元まで口の中へ咥えていく。

「んむっ」

 苦しそうに呻いて眉を寄せながら麻衣は大きく頭を上下させた。

 ジュブジュボッと淫らな音を立てている。

(あぁ…もう)

 陸は限界が近くなって来て麻衣の髪を撫でた。

「麻衣、麻衣っ…もうっ…出るから」

 口を離させようと頭を支えて腰を少し引いた。

 だが麻衣は首を横に振って奥まで咥え込むと吸いながらゆっくりと引き抜く。

 ギリギリまで引き抜いたと思ったら一気に根元まで咥えられた。

「あぁっ…くっ」

 高まる射精感。

 麻衣は口で扱きながら手で下の袋を柔らかく転がした。

「ねっ…麻衣出るっ!離してっ…あぁっ…くぅぅっ!」

 離れない麻衣がギュッと唇と手に力を加えた拍子に陸は堪えきれずに吐き出した。

 一度始まると自分ではどうする事も出来ずに陸はもう欲望のままに最後の一滴まで麻衣の口の中に吐き出した。

「ハァッ…ッ」

(うは…癖になりそ…)

 腰から下を持っていかれてしまったかと思うほどの激しい吐精に陸は脱力してクッションに体を埋めた。


[*前] | [次#]


コメントを書く * しおりを挟む

[戻る]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -