ソフトな愛撫を長時間受けた麻衣は息が上がっていた。

　快感で潤む瞳で陸を見上げながら誘うような淫らな動きで陸の体に抱き着いた。

「ねっ…お願い…」

　手を伸ばして昂った陸のモノを包み込むとゆっくりと扱いた。

「…っく、はぁっ…」

　快感で体が震えた。

　やべぇ…これ以上抑えられないかも…。

　自分でも分からないほど昂ってしまった欲望に麻衣を壊してしまうくらい突き上げてしまいそうだ。

　鎮めるために目を閉じた。

「うっ…あ、くッ…麻衣ッ」

　包み込み扱いていた柔らかい手が止まり先走りの零れる先端を指が触れた。

　切迫した呻き声にも似たような声を上げた。

　堪らず麻衣の唇を貪るように重ねると舌を絡めた。

　激しく絡めた唇を離すと透明な糸が二人を繋ぎ陸は肩で息をしながら引き出しに手を伸ばした。

　銀色の包みを口で破ると被せた。

「本当に大丈夫？」

「陸ぅ…早くきて…」

　甘えるような声でねだった。

　不安は残るけれど乱れた麻衣の姿を目の前にしてこれ以上抑える事は無理だった。

　入り口に宛がうとゆっくりと腰を突き出した。

　先端から少しずつ麻衣の中に埋まっていき奥に当たるとそこで動きを止めた。

「んッ…はぁ、陸でいっぱい…」

「あぁ…すげぇ麻衣の中熱いよ…」

　麻衣の体に負担を掛けないように気を付けながら腰を揺らした。

　入り口の浅い部分を突くように細かく律動させた。

「陸っ、もっと…」

　欲望で高まった熱を鎮めてくれない陸の動きにもどかしさを感じた。

　更なる官能を求めようと陸の腰に足を絡める。

「麻衣…ダメだよ。そんなにしたら俺止められないから」

　思わず激しく突き上げたくなる気持ちをグッと抑える。

　だがそんな陸の気持ちを打ち崩すように麻衣の腰が揺れた。

「激しくして…一緒に気持ちよくなりたいの」

　麻衣の手が首筋を撫でながら陸の胸へと下りると小さな尖りを指の腹で転がした。