『-one-』
引越しパーティ P2
コンコンッ−
「麻衣、開けるよ」
疲れた顔した陸が寝室に入って来て後ろ手でドアに鍵を掛ける。
「麻衣…ごめん。昨日盛り上がってそんな話になって…」
申し訳なさそうな顔をしながら頭をかいている。
「ううん。急だったし、ちょっとびっくりしたけど大丈夫」
陸はホッとした顔をして笑った。
「着替えるから、みんなの所戻ってて?」
鞄を置いてコートを脱ぐ。
陸がコートを取り上げてベッドの上に放り投げた。
「ちょ、ちょっと…」
素早く私の唇にキスをするとギュッと腰に手を回した。
「おかえり」
額をくっつけて唇を突き出すようにしてまたキスをする。
「みんないるから…」
陸の腕の中から逃げようとする麻衣を逃がさないようにを更に強く抱きしめる。
「少しだけ。最近寝顔しか見てないからよく見たい」
忙しかったからいっつも朝方だったもんね。
話もあんまり出来なくて私も寂しかったんだよ。
「麻衣?キスしよ?」
返事の変わりに私の方からキスをする。
陸は嬉しそうに笑ってから目を閉じて優しく何度も何度も唇を合わせた。
陸の手がスカートの中に入って太ももからお尻にかけて何度も優しく撫でている。
「んっ…ちょっ…んんっ…」
長い長いキスの間にあっという間に陸の指は下着を膝の辺りまで下ろして指を抜き差ししている。
「あぁっ…ダメだって…みんないるのに」
「やだ?…もうこんなになってるよ」
指を抜いてしっかり濡れた指を私に見せてから私の唇に近づける。
堪らなくなってその指を咥えると指が動いてまるで口の中を犯されてるよう。
「はぁ…麻衣…すげぇやらしい。すぐ入れたい」
指を引き抜くと私をベッドに寝かせてた。
「あぁ…綺麗だ」
覆いかぶさってゴムの先を麻衣の蜜で濡らしていく。
「あぁん…陸…」
「我慢できない?腰が動いてるよ」
「あぁっ…はやく…」
「そうだな、あいつらも隣にいるしな」
言い終わらないうちに一気に挿入した。
「あぁぁっ!いいっ…んぁ」
「麻衣声でかい…聞かせたいの?」
耳元で囁かれて体の奥がきゅっとなるのが分かる。
ドアの向こうにみんながいるのに…。
「いつもより締まってる。隣に人がいるから?」
いつもよりも激しく陸が突き上げる。
「言わないで…っき、聞こえちゃう」
「聞いてもらいたいんだろ?麻衣のぐちょぐちょの音」
「ちがっ…あぁっ…あん…んっ…」
突き上げられて声が出ると陸が唇を塞いで舌を絡めた。
口を塞がれても声が漏れてしまう。
今日の陸はいつもより激しくていつもより意地悪だった。
陸は唇を離して足を肩に掛けるとニヤッと笑って耳元に顔を寄せた。
「あいつらの側でめちゃくちゃに犯してやるよ」
そう言うとまた唇を強く押し当てて激しく突き上げる。
振動で上にずり上がる体を肩を掴まれて動かないようにされると一番奥に強く当たってさらに奥に入りそうな勢い。
「んっ…んんっ…ぅんっ」
激しい快感に耐えるために陸の肩にしがみつく。
「はぁっ…麻衣っ…あぁっ…もういくよっ」
声が上ずって夢中で腰を打ち付ける陸はあっという間に昇りつめた。
「んあっっ…っう!!」
絶頂を迎えた瞬間、陸の手が私の口を押さえドサッと陸の体が私の上に落ちてくる。
「はぁはぁ…ごめん…俺…すげぇ興奮した」
肩で息をしながら陸が髪をなでて頬や目や鼻に何度もキスをした。
「みんないるのに…ばかぁ」
体を離した陸が照れたように笑った。
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