3

『なんで俺が』やら『捕まったらどうしてくれるんだ』やらを考えてプラシドの後ろを着いていった

「貴様は、ただオレの指示に従い、試作機を秘密工場に運べばいいんだ。そして、そこで実験台になってもらう。」


イライラした口調で酷な事を続けざまに言いのけた

もしかして考えている事バレた?


「デュエルマシーンとして、コイツの相手役を務めるのだ。量産機が完成するまで、繰り返し繰り返し壊れるまでな。言っておくが、貴様に拒む事などは…」

「おい、お前たち!そこで何をしているんだ!?」

「…!?馬鹿な、セキュリティはここに近寄らせるなと命じておいたはず。イェーガー…あのドングリピエロめ、しくじったな!?」


おい、自分の不始末だろ。他人に押し付けるな


「怪しいヤツらめ、何をブツブツ言っているんだ」

「どうした、沢中?」

「あっ、牛尾先輩!不審者です!ご覧のとおりメチャ怪しいです!」

あぁ、セキュリティに見つかってしまった…もう、普通の生活には戻れないなぁ…

贅沢を言うなら、もうちょい可愛い…そうだな、ロリかショタに捕まりたかった。

いや、くたびれたオッサンもありだが。


「ほう、こりゃ見るからに…」


「黙れ」


「何ぃ?」


きっと後ろには怪しいって着けたかったんだろうな。わかる、わかる

「黙れ、何も知らない歯車どもが。貴様らのようなクズには、いちいち説明するのも面倒だ」


「コ、コイツ、セキュリティに向かって!?」


「ちょ、プラシド!!」

プラシドさん、どうか穏便に!余計な罪が増えたらどうするんだ!!


「小波、久しぶりに貴様の力を見せてもらおう。錆びついてないかどうか、見極めてやる。タッグデュエルだ。このクズどもを斬って捨てろ」


「久しぶり、つったってお前と組んだ事…えぇい!どうにでもなれ!!」


「…ほう、やる気かい?沢中ぁ、気合いを入れろ!こいつら、ただもんじゃねえぞ!」


「ガ、ガッテンですっ、牛尾先輩!」



「「デュエル!!」」





prev next

- 29/39 -

しおりを挿む


back top
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -