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『なんで俺が』やら『捕まったらどうしてくれるんだ』やらを考えてプラシドの後ろを着いていった
「貴様は、ただオレの指示に従い、試作機を秘密工場に運べばいいんだ。そして、そこで実験台になってもらう。」
イライラした口調で酷な事を続けざまに言いのけた
もしかして考えている事バレた?
「デュエルマシーンとして、コイツの相手役を務めるのだ。量産機が完成するまで、繰り返し繰り返し壊れるまでな。言っておくが、貴様に拒む事などは…」
「おい、お前たち!そこで何をしているんだ!?」
「…!?馬鹿な、セキュリティはここに近寄らせるなと命じておいたはず。イェーガー…あのドングリピエロめ、しくじったな!?」
おい、自分の不始末だろ。他人に押し付けるな
「怪しいヤツらめ、何をブツブツ言っているんだ」
「どうした、沢中?」
「あっ、牛尾先輩!不審者です!ご覧のとおりメチャ怪しいです!」
あぁ、セキュリティに見つかってしまった…もう、普通の生活には戻れないなぁ…
贅沢を言うなら、もうちょい可愛い…そうだな、ロリかショタに捕まりたかった。
いや、くたびれたオッサンもありだが。
「ほう、こりゃ見るからに…」
「黙れ」
「何ぃ?」
きっと後ろには怪しいって着けたかったんだろうな。わかる、わかる
「黙れ、何も知らない歯車どもが。貴様らのようなクズには、いちいち説明するのも面倒だ」
「コ、コイツ、セキュリティに向かって!?」
「ちょ、プラシド!!」
プラシドさん、どうか穏便に!余計な罪が増えたらどうするんだ!!
「小波、久しぶりに貴様の力を見せてもらおう。錆びついてないかどうか、見極めてやる。タッグデュエルだ。このクズどもを斬って捨てろ」
「久しぶり、つったってお前と組んだ事…えぇい!どうにでもなれ!!」
「…ほう、やる気かい?沢中ぁ、気合いを入れろ!こいつら、ただもんじゃねえぞ!」
「ガ、ガッテンですっ、牛尾先輩!」
「「デュエル!!」」
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