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凄かった。このデュエルに一番あう感想だろう


「ぐぁああああ!?」

「なっ、何だ?デュエルのダメージが、痛みが実際に…!?」


…まるで拷問してるみたいだな。


「クックック、面白いシステムだろう。その痛み、恐怖とともに心の奥底に刻むがいい。だが、貴様らのここでの記憶は、消させてもらう!」

「お前なんでもアリだな」

人の記憶消すとか、どこの初代決闘王だ
…ん?破壊だっけ??



「!?」

「う、うぅ…」


「フン、虫けらどもめ。この程度のデュエルでは、タッグといえど、サーキットを浮かばせるにはほど遠い。やはり、赤き竜のシグナーを相手にしなければどうにもならんという事か…?」


プラシドがブツブツ何か呟いているが、俺には直接的には関係ないことだな。
…シグナーってのはやっぱり凄いのか。イマイチわからん


『……』

「だが、コイツにシグナーの相手はまだ荷が重すぎる。となると…よし、小波、予定を変更する。今日のところは戻るがいい。試作機には、ここでもう一つ二つ機能を加える。量産するのは、その後だ。秘密工場への運搬も、あのドングリピエロにやらせよう。この失態の償いは、ヤツの身体に払わせてやる!」


「とりあえず、俺はコキ使われずに済むんだな。」

早口で長い台詞を言うもんだからあんまり聞き取れなかった


『……』

「フフフ、いずれコイツが貴様のように役に立つようになる。その時捨てられないよう、せいぜいオレに仕える事だ。クックックック…」

「はいはい、わかりましたよ。頑張るよ〜…なぁ、プラシド」

「なんだ」


「……やっぱり何でもない」


俺が味方だからあのデュエル中に痛みが発生しないようにするようなヤツじゃない。

じゃあ、何でダメージ喰らっても痛くなかったんだ?





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