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「認めてもらえたんだな…お前をパートナーに選んだ事は間違いじゃなかった。さっきのデュエルの最中、俺の感覚は極限にまで研ぎ澄まされていた。心があらゆる雑念が消え去って…」
ちょっと声が小さくなって行く遊星に『あぁ、申し訳なく思ってるんだろうな』と不謹慎な事を考え、ちょっとにやけたが
遊星は俯いてしゃべっているので気付いてない。…よかった
「お前との事を認めてほしいという気持ちすらも、忘れて
…俺はただ、目の前のデュエルに集中していた。クリア・マインドが何を意味しているのか…それはまだはっきりと掴めたわけじゃない。
だが…少なくとも手がかりくらいは見つけれた気がする。あとはこの感覚を小波、お前と共に高めていくだけだ」
いきなり俺の名前を呼び顔を上げた遊星にまっすぐに見つめられ、俺は遊星に信頼されているんだ、とひしひしと感じていた
「お前と一緒なら、きっと…」
その日は遊星の口からその後に続く言葉は聞けなかったが、俺は察しがついていた
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まだまともな小波さん
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