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「くっ…」

「…………」

「どうだ!これが、俺たちの絆だ!」

俺たちは何とか二人に勝った。あーあ、俺がプレイミスや手札事故を起こさなければもう少し遊星にラクさせてやれたのに…

…途中遊星がちょっと変だったのがちょっと気にかかるな……


「なるほど、よくわかった」

「俺たちを認めると言うのか?」

「ええ…遊星、小波。あなたたちの強い絆、確かに見せてもらったわ。どうやら、今日のところは諦めるしかないみたいね。とても残念だけど」

「シェリー…」

「小波。あなたがちょっとでも腑抜けた時があれば、私が遊星を奪うから覚悟しておくことね」

「……ぜひとも俺も雑用でも何でもいいから連れてって下さい!!」


俺の頭の中には百合百合している幻想が見えた。

「あら、無理よ。ミゾグチが居るもの」

…orz

「…遊星、キミの言う新たな可能性…その片鱗は感じられた。クリア・マインドの境地に至るのは容易ではないだろうがすべてはこれからだ」

「すべてはこれから…」

「ああ、そうだ。…小波遊星が境地に至るにはキミのサポートも必要だろう。これからも遊星のサポートを続けてくれ。」

「うぇっ!!…へい、わかりました」


ミゾグチさんとやらをもしかしたら俺の力で追い出せるのでは、と思いシェリーに写真を見せてもらったところ絶望した。
そこににいきなり声をかけられたらビビるよ

「これからのキミと小波との成長に期待している。では、さらばだ」

「また会いましょう、遊星。それから…フフフ…小波もね」

シェリー、意味ありげな笑いをして帰ったなぁ…


…俺はあの時のゴーストの事件以来、ガラにもなく少しピリピリしていたみたいだ
でも、ゴーズさんやシェリーが俺を認めてくれた事がが嬉しくて肩の荷が降りた感じだった。


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