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▼物間の幼馴染みはえろい04

・いつものお返しに延々とクンニする物間


「はぁ、や、だめ……くぅっ……!」

 膣内が収縮してどっと愛液が溢れ出る。

「はぁ、はぁ……ね、寧人、もうそろそろ……」
「まだ」
「ひぁっ……んんっ!」



・“個性”の不具合で一時的に母乳が出るようになっちゃった

 物心つく前には飲んでいたそれが妊娠すらしていない名前の胸から出るのだと考えると無性に飲みたくて堪らない。

「ひゃあ! 寧人目が怖いよ……!」

 自分でも目がぎらぎらと燃えているのは分かる。でもこればかりは自分でも抑えることができない熱情なのだ。


「んっ。そんな吸わないでぇ……」

 物心ついてから初めて飲む母乳はほんのり甘くて、少し鉄臭かった。

 名前に母乳が出るようになってしまったと聞かされてすぐに調べたのだが母乳の味は食べた物による影響が強いらしく、肉を多く摂取すると鉄臭くなり、逆に野菜を多く摂取すると甘くなるのだそう。
 この症状に見舞われてから名前は“個性”の使用を制限され蛋白質を必要としなくて良くなったため野菜中心の食事をしていた。名前は元々肉類より野菜類の方が好きなのだ。

 だからだろう、名前の母乳はほんのりと甘くて安心する。それに美味しい。

 豊満な胸を寄せ、両方の乳首を同時に口に含むことに成功した。少々飲みにくいがこれで良い。

「美味しいよ名前」
「んっ、寧人変態くさい」



・個性使いすぎて思考力低下

「寧人……」
「!」

 蛋白質が不足して思考能力が低下し、呂律も回っていない。この状態の名前は何を言い出すか分らないから非常に危険だ。予備の豆乳パックを取り出して名前の下へ駆け寄る。

「ねいとぉ……」
「ちょ、名前! それ以上は……!」
「ねいとのせーしほしいよぉ……」
「わーわーっ! 分かった! 分かったから! 後であげるからとりあえずこれ飲んで!!」

 名前の言葉を遮るように大声を出して何とか誤魔化しつつ持っていた豆乳パックをこじ開けて流し込んでやる。
 性行為を兼ねて手っ取り早く蛋白質を摂取する方法としても利用していた仇がここで出てしまった。

 豆乳を素直に受け取って飲んでるのを確認して一息つく。して一拍あけて熱くなる顔を隠すように手で覆う。



・A組に対して優越感に浸る物間

「寧人ちゅーして」
「……仕方ないな」

 そっと名前の唇に自分のそれを重ねてやれば、ただでさえだらしのない表情が更に蕩けていく。
 角度を変えながら食むように激しめのキスの後、ぺろりと舌唇を舐めてやれば遠慮がちに開かれる名前の唇。それを合図に僕は舌を入れて名前の口内を蹂躙するのだ。

「んん、は、あっ……」

 名前は上顎を舌で撫でられるのが堪らなく好きなのだ。

 A組の奴らが見ている前でキスをするのは少々恥ずかしかったが、それ以上に性経験で奴らに勝っているという事実が僕を酷く落ち着かせた。
 いくらヒーローとしての実践経験を積んでいようと所詮童貞と処女の集まり。
 見るからに性経験のなさそうな田舎者が揃っているA組の奴にイニシアチブを取っているという事実は非常に気分が良い。



・林間合宿

「あれぇ、おかしいなァ! 優秀なはずのA組から赤点が五人も!? B組は一人だけだったのに!? おっかしいなァ!!」

「!?」

「いやもう一人いるじゃん!」
「えっと、私は違うの」
「残念! 名前は補習じゃあないんだなぁ!!」
「じゃあB組で赤点取ったの物間かよ!? どういう精神状態でさっきの煽り言ってたんだよ……」


「うわぁんっ。寧人ごめんねっ」
「もうそれはいいから。僕は気にしてないし、別に名前のせいだとは思ってないって」
「でも……」
「何で名字は自分のせいだと思うん?」
「だってネットに“抜きすぎると馬鹿になる”って書いてあって……寧人が赤点取ったの完全に私のせいだよぉ〜」

 名前の言葉にその場の空気が一瞬固まる。
 今の言葉、分かる人には分かるだろう。っていうか男なら一度は心配する問題だし。
 名前と芦戸以外の僕を見る目が生温かいものになっていて非常に不愉快だ。
 僕の顔はこの上なく歪んでいるだろう。

「……物間、お前進んでるんだな」
「……」


「名字は肝試し参加しなくて良かったの?」
「怖いのって苦手で……」

「B組の人たちは好きだけど、やっぱり寧人と一緒じゃなきゃ楽しくないし」


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