通し文楽『玉藻前曦袂』タマモノマエアサヒノタモト
>2015/11/02 02:42

玉藻前曦袂を通しで観てきました。。

江戸臭が凄かったですが、うぬ。。文楽と言うよりも、これは歌舞伎の方が面白いものよの

と思うたら、歌舞伎からかぁ…みたいなもので。。
団十郎さんの早着替えを真似た人形の早業が幾度となく繰り返されました。【殺生石の段】

まぁ、こう、動きや戦闘が多かったから江戸歌舞伎が文楽の元なのかなと思ってはいたけど、(絵本の玉藻前曦袂があり、それが江戸の一大ブームの起爆剤となった的なことを言っていたから、そういう戦闘の立ぃ振る舞いがあるのかと思ぅたからそこから戦闘が来て流のかと思っていたのよでも)まさか、歌舞伎が元にガチでなっているとは。。。。
驚きました。
然れども、鳴神はやっぱ、うぬ。。。江戸歌舞伎にめっちゃむくわな。って感じ。。。

今回見た『玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)』は近松のお弟子さんが書いたんだっけ??
でも、やっぱ近松さんのあの「づくし」と、言葉選びはほんとにすごい。ついでないのよね。近松門左衛門スゲェわ。
でも、全体構成が五段は、継いでるのかな…,近松興味ないけど(((春学期一年を通して近松とかだったから…))この時期五段が多いって言われていたし…えもいえんのぅ。
でもなあーなんといっても玉藻前曦袂の通し浄瑠璃はここ四、五十年やられてなかったんだぜ……それが見れて感激だわぁ。。


今頃だけどあらすじをざっくりすると、
『玉藻前曦袂』は九尾の狐のお話。インドや中国で一国を魔界にしようと企んでいた九尾の狐は獅子王の刀(エクスカリバー)で国から追い出されてしまいます。インドから中国に逃げ妲己になれば追い出され、次に到着したは日本!
そこで本物の玉藻前をとり殺し、薄雲皇子と日本も魔界の国にしようと企みますが、安倍泰成兄弟、亀菊太夫に妨げられ、薄雲皇子は流罪され、九尾の狐は那須の原に逃げていきます。
そこで九尾の狐は獅子王の刀で退治され、近く生き物を皆殺すという殺生石になる。という話。

文楽ではな、その退治のシーンがな!明治で途絶えてもう残ってないのじゃ……

残っているのはそのあとの、九尾の狐の亡霊がどんどんと様々な人に化けて、観客を楽しませておしまいというオマケの部分だけなのじゃ。

いずれにせよ。今回の玉藻前曦袂は後世にビデオとしてきっと資料になるでしょう。

comment (0)


prev | next


>
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -