少し遅めのお正月
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※遅くなりましたが
ウキョウさんとオリオンの協力を得て
新年のあいさつです。


オリオン「あけまして
おめでとうございます!」

ウキョウ「今年もどうぞ
よろしくお願いしまーす。」

オリオン「…。
…って遅くない?!
もうすでに一月四日なんだよ?!」

ウキョウ「確かにね…。
こういうのって一日にするものだよね。」

オリオン「まあ、細かい事は
気にしないようにしよう…
このままだと話が進まないよ…。」


ウキョウ「ところでオリオンは初詣とか
行ってきたの?」

オリオン「うん、行ったよ!
二ール様と一緒に行って来たんだ!」

ウキョウ「どうだった?」

オリオン「ちゃんとおさい銭入れて
お礼したよ。」

ウキョウ「お礼?」

オリオン「人間にしてくれて
ありがとうございます、って。」

ウキョウ「あれ、でも罰だったんだよね?
人間になるってことが。
オリオンは嬉しかったの?」

オリオン「まあね。
僕、人間に憧れてたから。
それに、またマイと会えたし。
何より触れ合えるようになったよ!」

ウキョウ「なるほど。」

オリオン「ウキョウが仕事の時は、毎回
僕がマイと一緒にいるんだ。」

ウキョウ「そうなんだ…って毎回?!」

オリオン「そうだよー。
マイが寂しそうだから。」

ウキョウ「そ…そっか…。」

オリオン「実はマイ
僕といる方が楽しかったりして〜。」

ウキョウ「えぇ?!」

オリオン「なんてね。」

ウキョウ「マイは渡さないからね!」

オリオン「わかってるよー。」

ウキョウ「もう…。」


オリオン「あ、お参りした後はね
出店って言うのかな?
そこでわたあめ、って言うの買ったよ。」

ウキョウ「わたあめ売ってたんだ。」

オリオン「人間になる前から
ずっと気になってたんだけど
甘くてふわふわでおいしいんだね!」

ウキョウ「あれ、おいしいよね
溶けちゃう感じがいいよね。」

オリオン「うん!」


少し遅めのお正月


ウキョウ「じゃあそろそろ終わりにしよっか?」

オリオン「そうだね。
今年もみんなにとって
幸せな一年になりますように!」

ウキョウ・オリオン「さよなら!」


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