こうすれば安全だね
bookmark


今日、マイと歩いていると
マイは誰かに背中を押された。

そして道路に飛び出す形になった。

幸い、俺が腕を引っ張ったので
車にはひかれなかったが
正直、かなり危ない状況だった。


そしてさっき
「この後絶対に家から出るな」と
マイによく言い聞かせて
マイの家へ帰らせた。

マイも相当怖い思いをしたようで
強くうなずいていた。


やっぱり嫌がらせは
おさまっていなかったのか…。

俺がなんとか出来たからよかったけど
今日のはマジで
命が危なかったよな…。

これからも続いたら…。


…いや、マイは俺が守る。


マイと別れてから
そんなことを考えていた。


家に着いた俺は
ネット通販のサイトを見た。

トーマ「これはこの値段か…
よし…。」


次の日、俺は
マイを俺の家に呼んだ。

もちろん
マイの家から俺の家までの間に
何かあったら困ると思って迎えに行った。


トーマ「さ、入って。」

『おじゃまします。』


俺はマイを家に入れた。


トーマ「お前
今日からここに住んで。」


そう言って俺は、檻を指差した。


『え…?』


そして強引にマイを檻に押し込んだ。

男と女という体力の差もあったので
マイを檻の中に入れる事が出来た。

そして俺は檻の鍵を閉めた。


『トーマ…?
やだ…!出して!』


マイはそう言い
檻にしがみついて暴れた。

そんなマイに向かって
俺はこう言った。


こうすれば安全だね


マイは目を見開いて
俺を見つめた。


トーマ「だって外は危険だからさ。
心配しなくても、俺がマイの
世話をするから。」





(お題提供元「確かに恋だった」)


prev|next

[戻る]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -