君に"ぼく"を教えてあげる(「ぼくを狼にさせないで」の
続きとなっています。)
『…んっ…。』
僕はマイにキスをする。
マイはキスをするたびに
少し声を漏らす。
ちゅ…。
『んっ…ふぅっ…。』
舌を絡めるように激しくキスをすると
マイはそれに応えるように
声が大きくなる。
イッキ「ねぇ、このまま…いいの?
嫌だって言うなら今のうちだよ?」
そう言ってマイを見る。
数分前まで眠たそうにしていたから
もしかしたらマイは
よくわからないままなのかもしれない。
だからちゃんとマイの声を
聞いておきたいんだ。
イッキ「どっち?言って…?」
するとマイは
赤くなりながら言った。
『イッキさん…好きです…。』
イッキ「それは、続きをしても
いいってことだよね?」
おそるおそる
こくりと頷くマイ。
それを見て僕はマイを包む。
君に"ぼく"を教えてあげるイッキ「僕も好きだよ。
大切にするから…。」
prev|
next