青色のハート
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イッキ「今日は楽しかったね。」

『はい!』


並んで歩きながら話す私たち。


今日はイッキさんとデートをした。

私が『見たい映画がある』と言うと
イッキさんは連れて行ってくれた。


『急だったのに
ありがとうございます。』

イッキ「いいよ
今日はとくに予定もなかったし。
それに映画だと
目の事も気にならないからね。」


不思議な目を持つイッキさんは
いろいろ気にしなくちゃいけない。


イッキ「今度はどこに行こうか?
来週の土曜日とかどう?」

『え、またデートしてくれるんですか?』

イッキ「あはは、当たり前じゃない。
マイは僕の彼女なんだから。
…え、まさか、僕が自惚れてただけ
なんてことないよね?」

『そんなまさか!
ただ、イッキさん最近忙しそうでしたから。』

イッキ「あ、なんだそういうことか。」


びっくりした、と笑うイッキさん。


イッキ「今日映画館で気付いたんだけど
月曜日にずっとやってたドラマが
映画化されてるんだね。
来週はあれを見に行かない?」

『あ、いいですね。
私も見たいです。』

イッキ「じゃあ、決まり。」


イッキさんの言葉を聞いて
私は歩きながら手帳を出した。


私はペンを取り出し
手帳の来週の土曜日のところに書き込む。


青色のハート


イッキ「赤とかピンクじゃないんだ。」

『青はイッキさんの色です。』


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