Detective Conan


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カタルシス


7


「青子さん、すみません」
「どーしたのー?白馬くん」


青子が学級委員ということもあるけど、転校生の白馬くんはよく青子に話しかけてくる。
その時の他の女子たちの視線がもう青子は…!


「あぁ、ありがとうございます。助かりました」
「…そんなことなら青子に聞かなくても、白馬くんが聞いたら喜んで答えてくれる子たくさんいると思うよ?」
「いえ、」
「え?」
「青子さんに聞きたいんです」


にっこり笑い去って行く白馬くん。
…これはどう対処したらいいの?


「私も困ったかなぁ?」


家に帰って名前と2人きりの食事。
チラッと名前に聞いてみた。


「名前も?」
「うん。…女性1人にこんなもの持たせるなんて!って、先生に日直が持って来いって言われたプリントを職員室まで持って行くの手伝ってくれたから」
「へぇ…。なんと言うか、」
「さすが帰国子女だからって言うか、」
「イギリス仕込みな紳士で快斗とは大違いだわ!」
「私もソレ思った」


ふふっと笑う名前。


「そう言えば今日も快斗捜してたね?」
「名前も聞こえたなら手伝ってくれたらいいのに!快斗ったら、いっくら捜しても見つからないのよ!?いつもいつもどこにいるのよ!」
「…普通じゃ見つからない場所にいるんじゃない?」


…別に確認したわけじゃないけど、快斗はたぶん…。
いつもいつも青子が捜してる時は見つからないのに、後になってひょっこり名前と教室に戻ってくる快斗。
それがいつもどこか…悔しかった。

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bkm

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