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80万打企画


ハンジ特製ジュース〜効能2


体が、熱い。
リヴァイさんは、私はセックスドラッグを飲まされたんだ、って言った。
だから早い話が「イキまくれば」この症状は、楽になるそうだ。
そう言われると、この症状は、リヴァイさんに触れられている時の、特有の疼きと、似ていると思った。
なら、解決策はやっぱり、リヴァイさんに頼る方法しかないわけで…。
でも、リヴァイさんは先ほどの食堂でのクリスマスパーティでの1件で、ひどく機嫌が悪く、私が「その気」にさせろと言った。
普段、リヴァイさんが私に触れるように、自分で自分に触れて、…その姿をリヴァイさんに見てもらって、「その気」にさせろ、と。
きっと普段の私だったら、そんなこと絶対無理、って、言ってたと思う。
だけど…。


「…んっ…」


やっぱり、本当にリヴァイさんの言う、セックスドラッグと言うものを、飲まされたんじゃないか、って。
普段感じる羞恥よりも大きく、早く、この体の疼きをどうにかしてほしい、って。
リヴァイさんの言葉は、薬のせいか理解するまでに時間がかかったけど、脳が理解した途端、自然と自分の胸に手が伸びていた。


「…っ…」


リヴァイさんは、私の胸に触れる時、揉むと言う行為より、「指先で弄る」と言う行為を、好んでいる、と、思う。
自分の胸に手を伸ばし、リヴァイさんがそう触れるように、指先で乳首に軽く触れると、それだけで、体の中心が揺すぶられるような、そんな感覚に陥った。


「…っ、はぁ…」


先端を弾いたり、指の腹でグリグリと触れる。


「ふっ…んっ…」


自分で、自分の胸を、こんな風に触ったことなんて、ないのに…。
頭に、体全体に、ピリピリと、まるで雷でも落ちたかのような刺激が繰り返し、繰り返し伝わって行く。
その時、フッと、リヴァイさんの方に視線を投げた。


「っ、」
「……………」


リヴァイさんは、ソファに足を組み、片腕を背もたれに置き、こちらを見ていた。


「…はぁ…はぁ…」
「……………」


リヴァイさんは、何も言わない。
いつもと変わらず、無表情のままただ黙って、私を見ていた。
それだけの行為ですら、


「…っ、…はっ、」


体の芯をゾクリと震わせた。


「名前よ。」
「は、い?」
「いつまでも胸ばかり弄っていないでソッチも弄ってやれ。」


そっち、と言いながらリヴァイさんは顎でくぃっと、指し示した。


「………」


胸に触れた時以上の、羞恥が覆うものの、


「………」
「………」


盗み見るように見た、リヴァイさんは相変わず薄暗い部屋のソファに座っているだけで…。
この疼きは「私が」どうにかしなければ、ちっともよくなどならないのだ、と。
そう脳が理解したら、その先はもう、本能でしかなかったと思う。


「…んっ…あっ!」


自分で自分の秘部にこうやって触れるのは胸以上に初めてなわけで…。
でも、初めて手を伸ばしたその先は既に、軽く触れただけでも濡れているのがわかった。


「んんっ、…ふっ、あっ、」


自分での触れたところから、水音が室内に響く。
それだけで、体中が疼いた。


「…お前は自分の体のこと、わかってないな。」
「ぇ?」


不意に声をかけられ、リヴァイさんの方に目をやると、いつの間にかベッドの側、私のすぐ前まで来ていた。


「そうじゃないだろう。」
「え?っ、やぁぁっ!」
「お前はただ出し入れするより、奥を掻き回してやった方が悦ぶ。」
「…あぁぁぁっ!!」


私の手首を掴んだかと思ったら、こうするんだ、と言わんばかりに私の手を動かし始めたリヴァイさん。
直後、その言葉通り、私の体はビクリ、と大きく1度、痙攣を起こし、ベッドにどさり、と横たわった。


「…はぁ…はぁ…」
「名前。」


ベッドに片膝をつき、未だ私の手首を掴んでいたリヴァイさんは、私の名前を呼んだ。


「1度イったら満足か?」
「…はぁ…はぁ…」
「それとも…」


そう言いながら、リヴァイさんは私の濡れた指先を、ベロリ、と舐め上げ、口に含んだ。
目を細め、私を見つめながら笑っているような、そんなリヴァイさんの行動に、ゾクリ、と、再び体が疼いたのがわかった。


「リヴァイさん、」
「なんだ?」
「リヴァイ、さん、」
「あぁ、俺にどうしてほしい?」


ぎしり、と、ベッドが2人分の重みに沈む。
リヴァイさんは私の肩の上あたりに手をつき、未だ私に触れようとはしない。


「どうしてほしいのか、『お願い』してみろ。正しく言えたら、叶えてやろう。」


そう言うリヴァイさんの口角は、珍しく上がっていた。


「リヴァイさん、」
「…」
「…入れて、ください…」
「………」


視界が滲むのは、羞恥からなのか、先ほどの行為の影響からなのかはわからない。
でも滲む視界の先のリヴァイさんは、その言葉を聞いても、動こうとせず、余計涙が溢れてきたのはわかった。


「リヴァイさん『お願い』です、」
「…」
「もっと、私に、触れてください。」
「……」
「もっと、リヴァイさんに、触れさせてください。」
「………」
「『お願い』」


そこまで言うと、溢れていた涙が一筋、こぼれ落ちた。


「まぁ……、及第点にしてやる。ギリギリだがな。」


リヴァイさんはそう言いながら、自分のベルトに手をかけた。
…………そしてこの日は、本当に「飽きるほど」と言う言葉が当てはまるほど、ずっとずっと、抱き合っていた。

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