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もしも2人がえっちしたら後編


「名前」


その後はもう、工藤くんにされるがまま。
あまりの恥ずかしさから目を開けられず、何されてるのか正確にはわからないけど。
た、たぶんブラを取った胸を手とか、く、口とか?で触ってるんだと思った。
よく雑誌の特集でエッチ気持ちいー☆みたいに書かれてるけど、正直よくわからない。
ただ、工藤くんが触れる部分からくすぐったさを超えた何かが、体の芯を震わせて波紋のように全身に広がる感じがした。
それに呼応してなんだかおかしな声が出そうになるのを、ただただ口をきつく結び堪えていた。


パサッ


工藤くんの手が離れ、それまでにない音が響いたから目を開けた。
ら、


「っ!?」


着ていた服を床に脱ぎ捨ててる工藤くんがいた。
ひぃっ!!
も、もろ見ちゃった…!
工藤くんやっぱり体ひきしま


「名前?」
「え!?」
「…オメーも俺を見ろ」


背けていた私の顔を、手のひらでグイッと軌道修正させて正面を向かせる。
な、なんて言うかもうこの人表情もエロい!!


「名前…」


私の名前を囁きながら、今度は左手が腿を撫で始めた。
え、えええええまーじぇんしー!えまーじぇんしーっ!!


「く、工藤くん、や、やっぱりっ」


って言うのとほぼ同時に、スカートの中に手が入ってきた。


「工藤くんっ、ヤメ…っん…」


そのまま下着に触れた工藤くんの指先に反応して、それまでおかしな声が出ないように口を閉じていたのに、口を開いたものだから、鼻にかかったような息が漏れた。
その吐息に工藤くんの指先がピクッて動いた気がした。


「ここ?」
「ゃ…あっ…」


今度ははっきり、自分でも聞いたことない声が漏れて、思わず口を抑えた。


「もっと聞きてぇんだけど、その声」


そう言った工藤くんは下着越しに擦ったり爪を立てたりする。
も、もうヤダーーッ!!
工藤くんの腕を抑えたら、私の首筋あたりにいたはずの工藤くんは、そのまま体ごと下に動いて。


「ヤ、ヤダッ!ヤ、メ…んんっ…」


いつの間にかスカートも下着も脱がされて、工藤くんの息やザラザラ(いや、ヌルヌル?)って感触が下半身を這う。
さっきまでよりも強く大きい波紋が全身に広がった。
もうどこを隠せばいいのかわからない私は、とりあえずぎゅって握っていたシーツを自分の方に引き寄せ目を閉じた。


カチャカチャ


またさっきとは違う音が聞こえて、うっすら目を開けると、工藤くんがベルトを緩めてズボンや下着を脱いでるところだった。


「せ、」
「うん?」
「成長してるっ…!!」
「…なんの話だ」


嘘っ!?
だって前見た時はポークビッツだったから、それならなんとかって思ったのにっ!!


「それは入らないっ…!」


いつの間にかポークビッツからアルトバイエルンに成長してるっ…!!


「き、今日はなかったと言う方向で!」


あれは無理っ!
って思ってベットから出ようとしたら、


ドサッ


「…入れてぇんだけど、」


腕を引っ張られてまたベットに倒された。
…そんないやらしい声でハレンチなこと言われたらっ…!!


「ゆ、ゆゆゆゆゆっくりね!?おおおお落ち着いてっ!!」
「…オメーが落ち着け」


そんなこと言われてもっ…!!


「入れるぞ」


クイッ、て。
どう表現したらいいのかわからないけど、「自分の中」に何かが入ってくるような、そんな感触ははっきりわかった。


「痛い痛い痛い痛いっ!!」
「…すげ、キツ…」
「痛いっ!!無理っ!!もうヤメテッ!!」
「…つーか、」
「なにっ!?」
「全部入ったんだけど…」
「えっ!?」


いつの間にっ!?
って思うけど、今までにない異物感とジンジンするような痛みが下半身を覆っていて。


「ぬ、抜いてっ…!!」
「…じゃあ動くけど少し我慢しろよ?」


そう言って腰を浮かし始めた工藤くん。


「い、痛い痛い痛い痛いっ!!止まってーっ!!」


なんで!?
ただ抜くだけなのに抜くのも痛いっ!!


「…どーしてほしいんだよ、オメー」
「動かないでっ!!そのまま動かないでっ!!」
「無理」
「む、無理っ!?」
「…ゆっくり動くから、少し我慢してろ」
「はっ!?ち、ちょっ、痛ーーいっ!!」


あとはもう散々!
エッチ気持ちいー☆なんて言ってる人たちおかしいんじゃないのっ!?
痛いだけじゃんかっ!!
まだなんか入ってる感じするしっ…!


「名前」


だいたい何、この人!
1人気持ち良さそうにしてっ!!
私も男に生まれたかっ


「悪かったって。どこが痛ぇ?」


そう言って私の耳にちゅうしながらお腹を擦ってくれる工藤くん。
そんなんしても意味ないからっ!!
って思っても、


「い、痛かったっ…!」
「ん。ごめんな…」


きゅってしながらおでこにちゅうしてくれる工藤くんにすっかり丸めこまれる。
結局、つきあう前も後も、私だけ工藤くんにくらくらでちょっと悔しい…!


「…1つお尋ねしたいことがあるんですが、」
「あ?何?」


私も落ち着いたし服着て出掛けるか、ってなった時。


「お尋ね、というか確認?」
「は?何の?」
「恥ずかしさもそりゃーあるけど、包み隠さず見られたからには、包み隠さず見る権利はあるし、真実はどうか知りたいんです」
「…そりゃまぁそうだな。で、何うわぁっ!?」


ゴロン、と。
服を着ようとしてる工藤くんを押し倒してよく見えるように腿の裏側を抑えて、いわゆるでんぐり返しの途中、みたいな格好をさせた。


「…ほ、ほんとに穴がないんだっ!!」


お尻の穴からアルトバイエルンまでツルッとしてて穴がないっ!!
すごい!
人体の不思議!!
なんて思ってたら、


「ぎゃっ!?」


華麗な足技でベットになぎ倒された。


「テメー」
「な、なななななんですかっ!?」
「俺に恥かかせたからには覚悟ができてんだろーな?」


さっき見たほんのりピンクどころかハバネロかキムチな工藤くんが再び私に跨がっていた。


「で、出かけるんだよねっ!?」
「中止だ中止!テメーの愚行を身をもって反省しろっ!」
「そんなバカなっ!ち、ちょっ、待っ」


そしてまた、痛みを伴う悦楽への道が私を手招きする。
…もう少し優しくなれ!
にゃんこめっ!!




※実際はポークビッツとアルトバイエルンはさほど大きさ変わらないと思いますが、言葉の印象でポークビッツ<アルトバイエルンだと思っていただけたら幸いです。

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bkm

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