■工藤探偵事務所・真夜中の事件簿
side H
男の人のお尻って、硬いと思う(って言っても新ちゃんのお尻しか触ったことないけど…!)
女の人の柔らかい感じがなくて…(ちょっとはあるけど)不思議な感じ。
「ふ、服、」
「うん?」
「脱がせる、よ…?」
何度かお尻をさわさわした後、体を起こして新ちゃんに尋ねた。
「え?」
「これくらいは、俺もサービスしねぇとな」
私が服を脱がせやすいように新ちゃんも体を起こしたと思ったら、私の服に手をかけけてきて。
結局2人で脱がせっこをした。
「俺、」
「うん?」
「この下着好き」
ブラの紐に人差し指を引っかけて言う新ちゃん。
…新ちゃんがこういうこと言うの珍しい。
え?久しぶりだから…?リップサービス??
なんて頭の中で「?」が浮かんで来たら、手止まってるってツッコミが入った。
side S
特別好きな女物の下着とかあるわけじゃねぇけど。
中道が見せてくるAV女優のスケスケ下着や穴あき下着は勘弁だが、それ以外なら似合ってりゃいいんじゃねぇのくらいな意識しかない。
が。
「俺、」
「うん?」
「この下着好き」
名前が着けてるこういう淡いレースの下着って、結構ツボ。
しかもコレ初めて見る奴なんだけど。
俺んち飛び出してから買った奴だろうが…。
なんとなく、名前が俺の知らない下着を着けてたことに、なんとも言えない感情が起こった。
side H
「ふ…」
2人で服を(上のみ)脱がせっこして、ベットの上に2人で向き合って座ったまま「濃厚」なちゅうをした。
新ちゃんの肩に両手を回してちゅうしてたら、
「あっ…」
ブラを外した私のおっぱいを新ちゃんが両手で触ってきた。
「んっ、あっ…」
「あ」
「う、ん?」
乳首をきゅって摘まれた直後、新ちゃんの手が動きを止めた。
「俺一切手出さねぇんだった」
「………えっ!?」
そう言って新ちゃんは軽く両手をあげ、触らない、とジェスチャーで示した。
side S
「…だ…」
「うん?」
俺が手を離すと、名前が肩をぎゅっと掴んで何か言ってきた。
「なに?」
「…やだ…」
「え?…何が?」
「…し、」
「うん?」
「新、ちゃん、も、触っ、て…」
この女は狡い。
どうやったら、どう言ったら、俺が従うか、わかって言ってるんじゃねぇかって、思う時がある(最も本当にそんな計算高い女だったら、こっちから願い下げだが)
俺の肩を掴んでいる名前は、薄暗い部屋でもはっきりわかるほど漆黒の瞳を潤ませ紅潮させた頬で俺を見つめていた。
side H
別に気持ち良くなりたいからとか…。
そういうわけじゃない。
そんなんじゃなくて、ただ…、新ちゃんに触れられたい、触れてもらいたいだけ…。
「…」
けどただ黙って私を見つめ返してくる新ちゃんに、キュッとクチビルを噛んだ。
「…しゃーねぇなぁ…」
一瞬、困ったように笑った新ちゃんが私の顎に指を添えると、甘い甘い、ちゅうをしてくれた。
「ふ…あっ…」
向かい合って座っていた状態から、私が少し立ち膝をしたら、新ちゃんは躊躇うことなくおっぱいに顔を埋めた。
「やっ…」
室内に響くちゅぱって音ともに、乳首からなんとも言えない刺激が体中に伝わり、立ち膝をしていた体をくねらせた。
でも、
「…んっ…あぁっ…」
新ちゃんに片手でがっしりと腰を押さえられ、逃げるに逃げられなかった。
パパッとスカートを脱がされて、下着だけにされたと思ったら、新ちゃんがよっ、て声を出して横になった。
「こっち来い」
「う、ん…?」
「違う違う。逆逆!」
「え?…こ、こう?」
「そ!ベットがデケェからスペース気にしないでできるだろ?」
新ちゃんはつまり、自分の顔の上に跨れって言っていて。
それも私に後ろ向きで跨れって言っていて。
それってつまり、私は私で、ぼんじゅーるバイエルン、ってわけで。
確かに前に新ちゃんのベットでソレをした時、私身悶えた瞬間にベットから落ちたから(それでその時は中止になった)
このベットでなら落ちる心配はないし…。
「じ、じゃあズボン脱がせるよ?」
「おー」
私がベルトをかちゃかちゃとしてる間、新ちゃんがずーっと私のお尻をさわさわとしていた。
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bkm