銀色ジャスティス | ナノ


▼ 疲れた時は酸っぱいものを

prrrrr! prrrrr!
仕事をしてると電話がかかってきた。


『もしもし?』

<俺だけどさ、ちょっと今から来てくんね?>

『あ、オレオレ詐欺なら間に合ってますー』



ブツッ



『さーて仕事仕事』



prrrrr! prrrrr!



<風香!!俺だってわかるだろ!?>

『だからオレオレ詐欺は間に合ってますって』

<俺だよ俺!銀時だよ!>

『あー、銀時だったのかー。全然気がつかなかったなー』

<嘘つけェェェ!!気づいてたろ?お前絶対気づいてたろ!>

『何を根拠に』

<棒読みだろーがァァァ!!>

『あっ いっけね』

<(何コイツすげーウザイ)とにかく、今すぐに公園に来てくれ>

『え?無理』

<即答!?>

『書類やらなきゃいけないんだってー。やらなきゃ減給なんだよチクショウ』


銀時て電話で言い争い(?)をしてると丁度あたしの見廻りの時間になったようで隊士が呼びに来た。


『……ハイハイ、公園に行きゃーいいんでしょ』

<サンキュー。恩に着るぜ>





第五訓
疲れた時は酸っぱいものを





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