残念でしたぁ〜。天国に行きそびれたね、枢木スザク一等兵〜♪」 目覚めるとそこは、白い部屋で。 僕を救った時計が手渡された。 かつて父からもらった時計が僕を救った。 あちらの世界に行きかけた僕を、彼女が引き止めた。 ふと顔をあげると、すぐそばで笑った美奈が立っているように見えて、僕は少し微笑んだ。 メガネをかけた人が不思議そうな表情を浮かべたが、僕は気にしなかった。 『美奈、そこにいるんだよね?僕といつも一緒にいてくれるんだよね? 僕は精一杯生きるよ、この世界で。時が来るまで。』 『スザク、私はずっと、あなたのそばであなたを守る。その時が来るまで。』 そして、もしも時が来てしまったら・・・・ ―――――――キミのそばに向かうから。その時はまた僕を――――――― ―――――――あなたを迎えにいくから。その時はまた私を――――――― 愛してくれますか? back |