太陽が昇り、大地を温める。
ぽかぽかという表現がぴったりな穏やかな日差しに、そよそよと流れる風。
耳を澄ませば小鳥の声や、村の活気に溢れる声が聞こえてくる。
先ほど自らの主と昼食を共にし、今はテラスでまったりと全身で自然を感じていた。
少しでも気を抜けばいつでも夢の世界へ旅立つことができそうだ。
「…………、」
そんなのんびりした昼下がりも悪くはないのだが、なぜか「それは勿体ない」、今日はそう感じた。
「――こんな日は、ここでじっとしているなんて勿体ありませんっ」
Ａ：「たまには、違う姿で過してみるのもいいかもしれません。気分転換です」
Ｂ：「やっぱりいつもの姿の方が動きやすいです」
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